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2007年12月10日

第10話 「 過去を知る男  THE MAN WITH THE PAST 」

アヴァン・タイトル :

 @アルの寝室

SE :電話の着信音

留守電の声
「 タダイマ、ルスニシテイマス。ピーッオンノアトニ、メッセージヲドウゾ。 ピーッ!」

電話の声
「 よぉ、アル!機械の声で留守電対応たぁ味気無いなぁ。
 久し振りにおまえのバカ面見たくなったから、そっちへ行くぜ。
 よろしく!」

電話機からカメラがパンすると、
タッチの差で電話に出られずに立ち竦んでいるアルの姿が。

アル
「 いつ来るんだよ。アホが。」

第10話 「 過去を知る男  THE MAN WITH THE PAST 」

 @ウェイバー家・玄関

アル
「 いいか、電話にもドアの呼び鈴が鳴っても出るな。常に三人で一緒に居るんだ。」

デイジー
「 解ってるわよ、OKITENOTEにだって書いてありますデスから。」

セシリー
「 父さんが、WOTA.tvを観ないで夜出掛けるなんて、
 ‘ この街 ’に来てから初めてなんだから楽しんできて。」

アル
「 父さんは此処に居るから何かあったら直ぐに電話しろ。」

TEL No.を書いてあるメモをセシリーに渡すアル

セシリー
「 うん、いってらっしゃい。」

デイジー&エミリー
「 いってらっしゃ〜い。」

アル
「 おねぇちゃんたちの言う事をちゃんと聞けよ、エミリー。いってきます。」

閉まる扉

デイジー
「 …邪魔モノは消えたわ。さぁ、マンゴープリン・パーティーよ!」

 @ケイトの店

ケイト
「 当店(ウチ)は初めてよね。」


「 あぁ、昔の友達に会いに来たんだ。」

ケイト
「 そう。ようこそ、‘ この街 ’へ。ご注文は?」


「 ビールをもらうよ。」

ケイト
「 ご一緒に、お料理も如何ですか?」


「 友達が来る迄は、とりあえずビールで。」

ケイト
「 ..そう。」

アル
「 やぁ、ケイト、こんばんは。」

カメラがパンするといつに間にかケイトの隣にアルが。

ケイト
「 あら!アル。夜当店(ウチ)に来てくれたのは初めてね。いらっしゃい。」


「 よぉ、アル!」

アル
「 よぉ、キース!」

ケイト
「 友達ってアルの事だったのね。」

男→キース
「 そう。俺はこいつの、過去を知る男だ。」

ケイト
「 あら、どんな過去かしら?」

キース
「 あ〜んな事やこ〜んな事だよ。」

ケイト
「 そうなんだぁ〜。」

目を細めアルの方を向くケイト

アル
「 … 」

そのケイトの視線がちょいと痛いアル

ケイト
「 アル、ご注文は?」

アル
「 ビールをジョッキで。あ!二人分ね。それと、
 きみがこの世界に生み出だすおいしい料理をじゃんじゃん頼むよ。」

ケイト
「 ご注文承りました。」

その場を立ち去るケイト

いつもの専用カウンター席よりも広いテーブル席に初めて座るアル

アル
「 おい!キース。おまえ今、何処を見てた?」

キース
「 何処って?」

キースのネクタイを引っ張り、自分も身を乗り出し
テーブル中央上部の空間(そら)でキースと顔を付き合わせるアル

アル
「 俺の両眼が、おまえの両眼がケイトの臀部を追っていたのを目撃したんだがなぁ。」

キース
「 苦"、、健康で正常な成人男性としてごく当たり前の行為だ。」

アル
「 キースよ、耳の穴かっぽじってよーく聴くがいい。
 ケイトはなぁ、‘ この街 ’で一番最初に出来た俺の友達だ。
 そんな目で彼女を見るんじゃない!
 彼女に粗相なんかしでかしてみやがれぇ! おまえ、、、
 大変な事になるぞ。」

キースを押し戻し自分も座り直すアル

キース
「 ..ふぅぅ。」

ずれたネクタイを元に戻すキース

キース
「 どうして素直に、
   俺の女に手を出すな! って言えないかねぇ。」

アル
「 …別にそんなんじゃ。。。それに、
 俺の声真似して言わなくったっていいだろうよ。。。
 …おまえ煙草臭いんだよ!」

ケイト
「 は〜い、とりあえずビールよ。」

アル
「 ありがとうケイト。」

ジョッキに注がれたビールをテーブルに置き、その場を立ち去ろうとするケイト

キース
「 こいつ、あんたの、、」

ケイト
「 ? 」 

テーブルの下でキースの臑に蹴りを入れるアル

キース
「 うっ!
 、、、料理はうまいって。」  

アル
「 そうさ、此処ケイトの店はなぁ、
 ‘ この街 ’で一番の店なんだぞぉ、キぃースぅぅぅ。」

笑顔でありながらもキースへの視線だけはとても厳しいアル

ケイト
「 ありがとうアル。じゃんじゃん持って来るわ。」

微笑むアル

立ち去るケイト

キース
「 痛ぇなアル。」

アル
「 そんなのまだまだ序の口だ。
 そんなの大変な事になるSere(シアー)00(ダブルオー)だ。」

キース
「 Sereはいくつ迄あるんだ?」

アル
「 26まで、あるよ。」

キース
「 誰か俺を、
 終わりのない哀しみから何処かへ
 連れて行ってくれ。」

アル
「 おまえを何処かへ連れて行ってくれるのは、酒だろ?
 さ、乾杯と行こうぜ!」

アル&キース
「 かんぱーーい!」

テーブル中央上部の空間(そら)でお互いのジョッキで乾杯をするアルとキース

アル
「 ぷはーーーっ!ビールってこんな味だったのねぇ。」

キース
「 飲んでないのか!?」 

アル
「 ‘ この街 ’に来てから酒を飲むのは初めてだ。」

キース
「 え!?信じられん。。。」

−アル、アルコールとのシンクロ率0%、Sere1−

アルとキース二人が座っているテーブル席には、
ケイトがこの世界に生み出だした料理がじゃんじゃん置いてある。

アル
「 食べてみてよ!」

ケイトがこの世界に生み出だした料理を口へ運ぶキース

キース
「 、、、うまい!」

アル
「 だろう!」

キース
「 アル、おまえ好みの味だな。」

アル
「 え?」

キース
「 これじゃぁ、おまえが更に肥大化するワケだな。幸せ太りだな。」
  
アル
「 …あの頃だって幸せだったはずなのにな。。。」

キース
「 … 」
 
ビールを飲むアル

−アル、アルコールとのシンクロ率007%、Sere1−
 :
−アル、アルコールとのシンクロ率021%、Sere1−

アル
「 、、、つうワケさ!ははははっーー!
 ..おい!キース、今んとこは笑う所だぞ!」

キース
「 あ?」

アル
「 はぁ。。おまえの興味は、俺がかく語りきすべらない話よりも、
 〜♪ポロシャツの 裏側に 隠されているぅ〜♪
 このレザー・チョーカーの先端部分にあるようだな。
 ならば、特別にサービスサービスでおまえに見せてやろう!
 目をくいしばりよーく見るがいい!」

太い首に下がるレザー・チョーカーの先端部分をポロシャツの下から出すアル

それは、銀色のカプセル型ペンダント・ヘッドだった。

キース
「 おまえ、まだそれを。。。」

アル
「 ああ、いつも一緒さ。」

視線はキースのまま銀色のカプセル型ペンダント・ヘッドにキスをするアル
   
突然、血の気の無い女性の顔がフラッシュバックし、
激しい頭痛に襲われるアル

アル
「 う"!、、、、」

キース
「 大丈夫かアル!」

アル
「 ..頭痛だ、、直に治まる。。。」

キース
「 そいつでまだ苦しんでるのか。。。」

アル
「 、、う"ぅぅ、、、」

キース
「 ……アル。。 」
 
アル
「 ...ふぅ、もう大丈夫だ。
 すまなかったな、せっかく出向いてくれたのに、
 俺の所為で時間を無駄遣いしちまって。。。」

キース
「 なぁにいいって、気にすんな。あ!そうだ、おまえに渡すモノが、、、」

アル
「 ? 」

キース
「 $200だ。」

アル
「 おぉ〜、まいど!」

キースの手から2枚の$100札を取りキースに見せ付けながら、

アル
「 こいつを届けにわざわざ来てくれたのか?
 口座振込みでもよかったんだぞぉ〜。お$大捜査線。
 踊るお台場捜査せん。でもいいぞ。」

キース
「 小切手を送ってやろうと思ったが、
 おまえが寂しくしてると思ってわざわざ来てやったんだ。」

アル
「 おぉ、それはありがとう!
 だがしかし、
 三人の娘の事で頭がいっぱいでそんな事思う余裕が無かったよ。すまん。」

キース
「 そうか。。 なぁにいいって、気にすんな。」

財布に2枚の$100札を入れ終えたアル

アル
「 …寂しいのはおまえなんじゃないのか?キース。」

キース
「 … 」

 :
−アル、アルコールとのシンクロ率088%、Sere1−

キース
「 夜は何やってるんだ?」

アル
「 夜はだなぁ、めぐりあいWOTA.tv編だ!」

キース
「 WOTA.tv?何だそりゃ?」

アル
「 つまりはこういう事だ。
 俺は‘ この街 ’へ来て
 WOTA.tvと言う日本のアニメと特撮モノだけを放映(や)ってるTV局と
 邂逅し、
 覚醒し、そして、
 補完されちまったのさ。」

キース
「 ・・・何言ってんだ?おまえ。つまりはこういう事か?
 夜は日本のアニメと特撮モノを観ている。と。」

アル
「 もちコース!まさに、その通り!
 あ!それから、デイジーとのトーク・バトルも繰り広げとりますぞぉ〜。
 あ!それから、セシリーとの食器洗いもやっとりますぞぉ〜。
 あ!それから、エミリーに絵本を読んで聞かせとりますぞぉ〜。」

キース
「 ・・・・・おまえ、、、変わったな。」

アル
「 ありがとう。その言葉は今の俺に対して賞賛の極みだよ。」

キース
「 …俺には無理だ。。。」

アル
「 〜♪Take My Revolution♪ 人生を、革命する力を!
 だよ。」

キース
「 その力が三人の娘ってワケだな。」

アル
「 もちコース。」

キース
「 …やっぱり、俺には無理だ。。。」

アル
「 …そんなおまえだから親権を主張しなくて正解だったな。」

キース
「 だからこそ、おまえには親として頑張ってもらいたいんだ。」

アル
「 ぶんばってるよ!
 娘たちが可愛いから、こっちの世界も、、悪くない。
 …まだそっちの世界に居るおまえは、
 俺にはもう別な世界の人間に見えるよ。」

キース
「 人には向き不向きがあるからな。哀しいけど、コレ、現実なのよね。」

アル
「 …俺は不適格者だったってワケだな。。父親としても。夫としても。。
 俺は父親として、娘たちの適格者に成りたい。」 

キース
「 … 」 

 :
 :
−アル、アルコールとのシンクロ率211%、Sere3−

ケイト
「 追加のオーダーあるかしら?」

アル
「 おお、いいところに来てくれたなケイト!
 ビールをジョッキで二人分と、
 血や肉に成るモノが足りねぇ、じゃんっじゃん持って来ぉい!」

ケイト
「 ご注文承りました。」

立ち去るケイトの後姿を愛おしく見ているアル

アル
「 !、
  おい!キース。おまえ今、何処を見てた?」

キース
「 何処って?」

アル
「 俺の両眼が、おまえの両眼がケイトの臀部を追っていたのを目撃したんだがなぁ。」

キース
「 健康で正常な成人男性としてごく当たり前の行為だ。」  

アル
「 ごく当たり前の行為 だと?
 そんなの女に飢えてるおまえによるおまえのためのおまえだけの
 都合のいい言い訳だぁ!」

キース
「 ふんっ!おまえだってケイト目的でここに入り浸ってんだろぉ?」

アル
「 俺はおまえと違って女に飢えていない。ウチに帰れば三人も女が居るからなぁ。
 選び放題選り取りみどりぃ。
 う〜ん、一人だけなんて選べないよ〜ぉ。」

キース
「 自分の娘たちだろうが!」

アル
「 おい!キース、い〜い事を教えてやろう。」

キース
「 何だよ。」

アル
「 俺はケイトの一番なんだよぉ!」   

キース
「 嘘だろ!?」

アル
「 嘘なものかよぉ!彼女がそう言ったんだよぉ!」

キース
「 ...そうか。。。」

アル
「 さ、失恋した傷を癒す為に一緒に歌うんだ。
 どんなに遠くに離れても同じリズムでヒビキあった俺達のあの歌を!」 

立ち上がり歌い始めたキースとアル

キース&アル
「 〜♪I see trees,♪」

キースとアルが歌う、
ルイ・アームストロングの♪WHAT A WONDERFUL WORLD♪ が
ケイトの店に響く。しばし二人の歌に聞き入る客達。

ケイト
「 ……… 」

二人の歌う姿をカウンターの中から見ているケイト

キース&アル
「 〜♪WHAT A WONDERFUL WORLD♪」

キース&アル
「 YEEEEES!!」

歌い終えとても上機嫌でハイ・タッチをするキースとアル


「 こんないい曲をヘタに歌いやがって、この青い巨体が!」

アル
「 何だとこら!おまえなんか、泣かしてやる!」

キース
「 素人相手に止めとけよアル。それに、ケイトの店だぞ。」

アル
「 ぐ、、ケイトに免じて許してやる!」

 :
 :
−アル、アルコールとのシンクロ率399.999%、Sere4−

アル
「 …そりゃぁぶんばってるよ、ぶんばってるさぁ!でもなぁ、
 ション便も便座に座って座りションしなきゃなんないし、
 裸なんか見たくない。って言われて、
 風呂上りは裸でいらねぇし、
 一緒に洗濯されるのなんて嫌だ!って言われて、
 洗濯モノは自分で洗って自分で干さなきゃなんないし、
 臭いから先に入らないで!って言われて、
 WCに入る順番は最後だし、
 怪獣なんて言いやがるし、ママじゃない奴なんて言いやがるし、
 ATフィールドは張られちまうし、
 幼児体型から女体型にメタモルフォーゼしやがるし、
 学校の制服のYシャツに透けて見えるブラジャーのラインに、
 ドキッ!とさせられるし、スカートからむき出しの太股、、
 気が変に成りそうだ!
 そういう犯罪を犯す奴等の気持ちが解ってきたぜ。。
 生理の時は気ぃ遣わなきゃなんないし、
 マンゴープリンは食べられちまうし!
 こんな事ってあるか?ううう、、、」

キース
「 …気の毒にな。。
 …たまには羽目を外せ、アル。そういう時は酒と女だ。」

アル
「 おんななんかいらない、、」

キース
「 あ?」

アル
「 俺は男の子が欲しかったんだ。。。」

テーブルに顔面から崩れ落ちるアル

キース
「 おいアル!デブースリー!」

アル
「         」

キース
「 内部電源が切れたな。活動限界。今夜は閉店だな。」

アル
「 んがーすかぴー 」

キース
「 やべぇ、イビキが始まった!」

ケイト
「 …あのぉ、」

キース
「 やぁ、ケイト。」

ケイト
「 そろそろいいかしら、、あたしも美容、、健康の為によくないし。」

店内を見回すキース

キース
「 俺達だけかぁ。すまなかった。俺達も閉店だ。払いはカードで頼むよ。」

ケイトにクレジット・カードを渡すキース

キース
「 あ!それと、タクシーを呼んでくれ。」

ケイト
「 わかったわ。」

その場を立ち去るケイト

遠ざかるケイトの臀部を見ているキース

アル
「 んがーすかぴー 」

テーブルに顔面から崩れ落ちたアルは、無防備にその丸刈り頭の後頭部を晒している。
そんなアルの後頭部にある毛が生えてこない場所、
手術の時の接合部分、傷跡を見ているキース

キース
「 ……… 」

ケイト
「 おまちどうさま。」

キース
「 ! 」

ケイト
「 まいどありがとうがざいました。」

キース
「 こちらこそ、ごちそうさま。迷惑かけてすまない。」

ケイト
「 いいのよ。
 …こんなアル見るの初めて。」

キース
「 俺はもう何度も見てる。
 俺が酔い潰れた時はおまえの所に連れて行け!って、 
 こいつが酔い潰れた時は、必ず俺がウチにお持ち帰りして介抱さ。
 お持ち帰りは女に限るってのにな。」

ケイト
「 何で自分の家に帰らなかったのかしら?」

キース
「 それは、、、
 …酔い潰れた姿が格好悪いから家族に見られたくなかったんじゃないかな?」

ケイト
「 … 」

キース
「 ま、でも、今夜は暴走しなくて良かったよ。」

ケイト
「 暴走?」

キース
「 ああ、
 アルコールとのシンクロ率が400%に成ってSere5に成るとこいつ、
 暴走するんだ。」 

ケイト
「 暴走するとどうなるの? 」

キース
「 DRESS HE DOWN 脱いじまうのさ。」

ケイト
「 え?」

キース
「 全部脱いじまうのさ。こいつこれでも脱ぐと凄いんです。
 いいカラダしてるぜ。見たい?」

ケイト
「 遠慮しとくわ。」

キース
「 あ、そう。吐く時もある。」

ケイト
「 え?」

キース
「 ゲロを吐く。」

ケイト
「 あたしの店にゲロを吐くなんて何人(なんぴと)たりとも許さないわ!」

キース
「 両方一緒だった時もあったかな。」

ケイト
「 最悪ね。」
 
キース
「 でもって、最後は喰う。」

ケイト
「 喰う?」 

TAXI運転手
「 よぉケイト、俺が運ばなきゃならない客は何処だぁい?」

出入口からTAXI運転手が問う

キース
「 此処だ!」

テーブル席から答えるキース

 @出入口

TAXI運転手
「 早くしてくれ。」

 @テーブル席

キース
「 さぁ、行くぜアル。」 

アルを抱え上げる事を試みるキース

キース
「 ぐ!重っ!前より確実に太ったな。この幸せ太りモノが!
 それにしてもおまえの体は何で出来てるんだ?
 どうしたらこんなに重く成れるんだ?
 おーい、こいつを運んでくれるのを手伝ってくれないか?」

出入口に居るTAXI運転手に声をかけるキース

 @出入口

TAXI運転手
「 俺は運送業者じゃねぇ。」 

 @テーブル席

キース
「 チップをはずむよ。」

 @出入口

TAXI運転手
「 へい!お客様あってのわたくしどもで。へぇ。」

テーブル席へ移動するTAXI運転手

 @テーブル席

キースと二人でアルを抱え上げるTAXI運転手

TAXI運転手
「 重っ!旦那、こら一体何ですかい?」

キース
「 残念ながら俺達と同じヒトだ。」

 @ケイトの店・前
 
アルをTAXIに乗せ終えたキースとTAXI運転手

キース
「 ふぅ、重かったぁ。。今夜は楽しかったよ、うまい料理を有難うケイト。」

ケイト
「 御来店有難うございました。」

キース
「 健康を気にするよりも美容を気にしてくれ。
 あんたまだまだイケてるよ。」

ケイト
「 え? 」

キース
「 あんたとは気が合いそうだけど、アルに釘を刺されたから止めとくよ。
 …あいつの事宜しく頼むよ。じゃぁ。」

TAXIに乗り込むキース

キース
「 やってくれ。」

TAXI運転手
「 へいへい。」

走り出すTAXIを見送るケイト       


ケイト
「 宜しく頼む って、、餌は与えてるけど、、、」 

 @ウェイバー家

2階から階段で降りるパジャマ姿のセシリとデイジー

デイジー
「 駄目だよ!おねぇちゃん!怪獣だって言ってたし、
 OKITENOTE にだって書いてあるんデスから!」

SE:ドアの呼び鈴

デイジー
「 うわ!また鳴った!」

セシリー
「 大丈夫、キッチンのモニターで確認するだけよ。」

 @キッチン

モニターで玄関に居る人物を確認するセシリー

セシリー
「 ! 」

 @出入口

テレビドアフォンからの声
「 キース?キースなの?」

テレビドアフォンのスイッチを押し答えるキース

キース
「 おお、その声はセシリー!そうだ俺だ、キースだ。こんな時間にすまない。
 お届けモノを届けに来たんだ。開けてくれ、重いんだよ、コノお届けモノは。」


 @居間

ソファーにアルを寝かすキース

キース
「 はぁ、重たかったぁ〜。お届けモノは確かに届けたぜ。」

デイジー
「 いやぁ、イビキがうるさーい!
 お酒臭ーい!耳と鼻を両方いっぺんには押さえられないわー!
 こんな時間にこんなお届けモノ要らないわよー!キース。」

キース
「 そう言うなよ、デイジー。コレはおまえさんたちの大切なモノだろ?」

デイジー
「 …まぁ、そうだけど。。」

キース
「 ひさしぶりだな、セシリー、デイジー。おまえたち、女らしく成ったな。」

デイジー
「 あたしは、‘大人’に成りました。」

キース
「 おぉ、そうか。今度デートするか?」

デイジー
「 いつでもどうぞ。」

セシリー
「 こんな父さん見るの初めて。。」

キース
「 今迄は酔い潰れたらおれンちに来てたからな。」
 
デイジー
「 … 」

キース
「 じゃ、帰るわ。」

 @玄関

デイジー
「 わざわざありがとう。」

キース
「 なぁにいいって、気にすんな。アルの事宜しく頼むぜ。エミリーによろしくな。
 二人とも、いや、三人とも、いい女に成るのだな。」

デイジー
「 おやすみ〜。」

 @居間

アル
「 うぅ、、頭痛ぇ、苦しい、、」

寝返りをうつアル
寝返りをうった事で万有引力の法則に従い地球の重力に体を引かれ落下するアル

アル
「 う"ぅ、、痛ぇ、、」

アルはその巨体ゆえ
通常人(つうじょうびと)よりも3倍余計に衝撃がかかるのである。

何とか起き上がり大地に立つアル
歩き出すアル

アル
「 痛ぇ!」

空間認識能力が回復せずに歩き出し家具の角に左足の小指を強打したアル

 @バスルーム

DRESS HE DOWN
バスタブに張った湯に浸かり顔面にシャワーをうけているアル

アル
「 がぁぁ、、、」

 @アルの寝室

入浴後、顔面からベッドへ倒れるアル
 :
 :
 :
目覚めるアル

アル
「 んん、、、」

 @キッチン

冷蔵庫を開けるアル
マンゴープリンを取り出しそれを食べながら居間へ移動するアル

 @居間

アル
「 えぇ、我がウェイーバー家の三人娘の皆様、今はいつですか?」

デイジー
「 人にモノを尋ねる時にマンゴープリンを食べながらとは何事かねぇ!」

アル
「 すんません!」

セシリー
「 夜が明けたら月曜日よ。」

エミリー
「 げつようびげつようび。」

アル
「 え?月曜日?土曜の夜に飲みに行って、今は日曜の夜?
 父さんの日曜の昼間は一体何処へ?」

セシリー
「 父さんは時を越えたのよ。」

アル
「 らしいな。」

デイジー
「 あ!食器洗い係ぃ、食器洗っといてね。」

アル
「 へいへい。」

 @キッチン

アル
「 こんなに!?」

デイジー
「 2日分だから〜。食器洗い係がやらねば誰がやる。」

居間からのデイジーの声が背中に突き刺さるアル

アル
「 … 」

 @アルの寝室

食器洗いを終えて電話をしているアル

アルの寝室<<< 通話 >>>キースの部屋

アル
「 よぉ、キース。居たか。」

キース
「 よぉ、アル。
夜が明けたら月曜だぞ、
仕事モードへモード・チェンジさ。」

アル
「 そうか。ゆうべはありがとう。」

キース
「 なぁにいいって、気にすんな。」

アル
「 さっき目が覚めたよ。」

キース
「 え?日曜は無しか?」

アル
「 ああ。
 日曜は無かったのに、
 我がウェイバー家・食器洗い係の俺には、
 洗わねばならぬ食器がたんまりあったよ。
 返してくれ、俺の日曜日を、キース。」

キース
「 嫌なこった。
哀しいけど、コレ現実なのよね。
それよりおまえ、
ゆうべの事憶えてるか?」

アル
「 いや、記憶があやふやだ。」

キース
「 そぉかぁぁ、、、、
おまえ、やらかしちまったぜ。」

アル
「 何を?」

キース
「 DRESS YOU DOWN。
ケイトの前で脱いじまったのさ。」

アル
「 え"ぇ!?」

キース
「 ま、いいんじゃねぇのぉ、
今から慣れさせとけば。」

アル
「 何をだよ?」

キース
「 おまえのカラダをだよ。」

アル
「 はぁ?」

キース
「 来るべきその時の為に。」

アル
「 何言ってんだ?おまえ。
 …それより、あの事頼むぞ。」

キース
「 ああ、任せておけ。じゃぁな。」

アル
「 See Ya Later.」


昼食
 @ケイトの店

アル
「 土曜の夜はすまなかった。」

ケイト
「 アルのあんな姿初めて見させてもらったわ。」

アル
「 !( あんな姿 キースが言った通りだ、俺はケイトの前で、脱いじまってる!
 き、記憶が、俺にはその時の記憶が、、無い。。。)
 、、で、どう、だった?」

ケイト
「 、、どう って聞かれても、、、」

アル
「 !( 俺のカラダがお気に召さなかったのかい?ケイト。)
 … あぁ!御馳走様、もう仕事に戻らなきゃ。」

ケイト
「 まいど。」

アル
「 … 」

ケイトの店を出るアル
その背中はいつになく小さく見えた。

つづく

次回 : 「 きみのために  4U 」

アル
「 今のが何か知りたいのか?」
   

「 戦雲がアルを呼ぶ 」

□ エンド・ロール □

STARRING

アル・ウェイバー( バズ・マイヤー ) : 富田耕生

セシリー・ウェイバー( エレナ・スコットフィールド ) : 坂本真綾

デイジー・ウェイバー( マイア・トンプソン ) : 大谷育江

エミリー・ウェイバー( ウェンディー・スウィックス ) : 矢島晶子
 
ケイト・リプリー( ジェイン・ウィープ ) : 戸田恵子

GUEST

キース・アルターマン( ショーン・ゲンダー ) :  玄田哲章



posted by 仮面ヒッシャー電脳< 俺、創造! 〕 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1シリーズ MYD:T −新米親父と三人の娘たちと−  全13話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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