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2007年12月06日

第9話 「 怪獣親父はかく作りき   AL COOKING ODYSSEY 」  

アヴァン・タイトル :

夕食
 @ウェイバー家・食卓

アル
「 おい、エミリー。」

エミリー
「 なに?ママじゃない奴。」

アル
「 その、さらのはしにあつまっているモノはなんだ?」

エミリー
「 みどりのりょうさんがた、しゅうごう!」

アル
「 みどりのりょうさんがた だと!
 ぴーまんは、ざくとはちがうのだよ、ざくとは!
 おまえがきらいなぴーまんだけを、
 さらのはしにあつめじょがいしむしするといういじめはやめなさい!
 ぴーまんはな、
 とくさつひーろーたちとおなじく “まん” なんだぞ、おまえのぴんちをすくってくれるのだぞ。
 ぴーまんもたべなさい!」

エミリー
「 え"ぇ!!」

アル
「 え"ぇ!! じゃない!」

エミリー
「 だって、ぴーまんはあたしと ひとつになりたい  っていってないもん。」

アル
「 とうさんのばいおにっくかいぞうしゅづつをほどこしていないこのりょうみみでさえも
 ぴーまんが エミリーとひとつになりたい
 と、いっているのがきこえるぞぉ〜。」

エミリー
「 ママじゃない奴のみみはおかしい。」

アル
「 おかしくなんかなーい!
 とうさんにはぴーまんのこえがきこえる。そして、こうやって、
 ぱくっとな、もぐもぐ、ごっくん。
 と、ぴーまんをたべることができる。
 とうさんのでぃー・えぬ・えーをうけついでいる、エミリー、おまえにできないはずがない。
 さぁ、めざめるんだエミリー。いまが、まさにそのときなんだ!」

アルの気迫に負けピーマンを食べる事を試みようとするエミリー

エミリー
「 ・・・ 」

アルのことを上目遣いで見上げるエミリー

アル
「 さぁ、たべるのだエミリー。ぴーまんから、にげちゃだめだにげちゃだめだ!」

第9話 「 怪獣親父はかく作りき   AL COOKING ODYSSEY 」  

エミリー
「 ……… ううえ〜ん!たべれないよ〜、ぴーまんなんてー!」

デイジー
「 ちょっと怪獣親父!さっきから黙って見てりゃいい気になりやがって!
 たかがピーマンごときの事でエミリーを泣かせてるんじゃないわよ!
 ピーマン食べれないくらい何よ!死にゃしないわよ!」

アル
「 デイジー!父さんに向ってその口のきき方は何だ!
 それに、エミリー、 なんてー と、ぴーまんのことをいったな!
 デイジーおまえは、たかがごとき と、ピーマンの事を言ったな!
 食べ物をそんな蔑んだ言い方するんじゃない!
 食べ物のおかげで我がウェイバー家は日々を生きて行けているのだぞ!
 緑の侵略者が、“ ペコポン ” と呼び、
 バッフクランが、“ ロゴダウ ” と呼び、
 ニコチャン大王が、“ ちたま ” と呼び、
 “ 惑星ゾラ ”と言われているこの惑星(ほし)、地球ではなぁ、
 食べたくても食べられないおまえたちと同じ歳くらいの子が大勢居るのだぞ!
 そんな子たちは生きる為に食べ物の好き嫌いなんて言ってられないんだぞ!
 だから、食べ物をちゃんと食べられる幸運に偶然にも遭遇出来たモノは、
 食べ物の事を蔑む言い方や好き嫌いなど言ってはいけないんだよ!
 それにだなデイジー!
 罰ゲームと称して、タレントに無理やり辛くて食べられない物や
 わざと不味い物を食べさせるなんていう、
 そんな、
 食べ物を粗末に扱うFUCSE:Piiii:BEEP音INGバラエティー番組なんぞ見てるから、
 おまえはアッタマ悪そーキャラへと転落していくのだぞ!
 そんな番組があっちゃぁいかんのだよ!
 そんな番組の存在を許しちゃぁいかんのだよ!
 そんな番組に$を出すスポンサーなんぞ、
 賢いシ聴者に未購買運動されて潰れるべきなんだよ!
 それになぁエミリー、
 〜♪むちゅうになれるものがいつかきみをすげぇやつにするんだ♪と、
 影山ヒロノブさんも『 ドラゴンボールZ 』でうたっているから、
 おまえには、おえかきをずーっとつづけたもらいたい。おまえがすげぇやつになるってとうさんしんじてる。
 でもだからってすきなことばかりやっていてもだめだ。
 にがてなことをこくふくできるゆうきを、エミリー、おまえにもってもらいたい。
 そのはじめのいっぽがぴーまんをたべられるようになることだ。
 わがウェイバーけのりょうりばんであるセシリーおねぇちゃんにもてつだってもらって
 ぴーまんをたべられるようになろうなエミリー。
 エミリーはとうさんのでぃー・えぬ・えーをうけついだ、とうさんのこだ、
 ぴーまんだってたべられるさ。とうさんはそうしんじてる。」

エミリー
「 … うん。。。」

アル
「 とゆー事で、頼みましたぞぉ〜、我がウェイバー家の料理番=セシリー。」

セシリー
「 え?あたし?」

アル
「 父さんが購入したこの家には、セシリーと言う名の女の子はおまえしか居ないぞ。」

セシリー
「 …わかった。。。」

アル
「 ん? おいセシリー、
 おまえの料理の量がいつもより少ないように父さんの両眼には見えるのだがなぁ。
 ん? おいデイジー、
 おまえの料理の量もいつもより少ないように父さんの両眼には見えるのだがなぁ。」

セシリー
「 … 」

デイジー
「 … 」

アル
「 おいおいおまえたち、
 クリスティーが我がウェイバー家(ウチ)に家出してきてるわけじゃないんだから、
 家族水入らずなんだから、料理の量を減らす必要などどこにもないのだぞぉ。」

デイジー
「 … 父さん、、、 」

アル
「 ( は!デイジーが俺の事を、父さんと呼んだ。そして、いつになくシリアスだ。)
 …何だ?」

デイジー
「 あたしは、、、」

アル
「 … 」

緊張感が高まるアル

デイジー
「 、、父さんの子なの?」

アル
「 当たり前だ!正真正銘、父さんの子だ!
 父さんの生命の源たる樹のおかげでこの世界に生まれ出ずる事が出来たんだぞ!
 父さんの言葉を信じられないっつぅんならDNA鑑定したっていいぞ!
 シーエスアーっイ:!  CSI:!」

デイジー
「 … 」

アル
「 … 」

デイジー
「 … はぁ、じゃぁ尚更ダイエットしなくちゃ。。。」

アル
「 ダイエット?」

デイジー
「 だって、
 怪獣父さんの生命の源たる樹のおかげでこの世界に生まれ出ずる事が出来たんなら、
 D.N.Aを受け継いでいるハズでしょ。
 Debuni
 Naru
 dnA を。」

アル
「 はぁ? セシリー、まさかおまえもか?」

セシリー
「 え?う、うん。」

アル
「 おいおい、おまえたちは育ち盛りなんだからちゃんと食べなきゃ駄目なんだよ。」

デイジー
「 だから、ちゃんと食べたら太っちゃうでしょ!」

アル
「 あのなぁ、父さんはおまえたちのおばぁちゃんのお腹の中に居た時から、
 近所の人達が<双子ですか?三つ子ですか?〕と、質問するほど、大きかったんだよ。
 、、大きい、、 そうだよ!父さんは太ってるんじゃなくてただ体が大きいだけなんだよ。
 食べて太ってるワケじゃないんだよ!」

デイジー
「 何言ってんのよアンタVAQA!確実に肥大化していってるじゃない!」

アル
「 それは、セシリーとケイトがおいしい料理を食べさせてくれるからだ。」

デイジー
「 ほらやっぱり食べたら太っちゃうんじゃない!
 そういう体質なのよー、我がウェイバー家(ウチ)はぁぁ!
 D.N.AよD.N.A!Debuni Naru dnAよ!やだ!もーーっ!
 … ケイト?」

アル
「 あぁ、ケイトはいつも父さんのためにおいしい料理を食べさせてくれるんだ。」

デイジー
「 フケツ 」

アル
「 何が不潔なモノかよ!ケイトの店は清潔で綺麗な店だぞ!」

デイジー
「 …!」

アル
「 食べる事は生きる事だぞ!おまえたちはそれを放棄するのか?」

セシリー
「 … 」

デイジー
「 … 」

エミリー
「 … 」

アル
「 よぉぉし解った。
 父さんが食べても太らない料理を作ってやる!
 ぴーまんをたべられるりょうりをつくってやる!」

エミリー
「 ! 」

セシリー
「 えぇ!?」

デイジー
「 全然期待しない。」

翌日・夕方
 @謎の店

謎の老人
「 おまたせ。いつものだよ。」

テーブルにセシリーが頼むいつものを置く謎の老人

セシリー
「 ありがとう。」

謎の老人
「 今日はいつにも増して勉強熱心だねぇ。テーブルいっぱいにこんなに本を広げてぇぇ。」

セシリー
「 ピーマンを食べられるようになる料理と食べても太らない料理を探しているの。」

謎の老人
「 あるのかい?そんなモノ。」

セシリー
「 みつからない。。」

同日同時刻
 @ケイトの店

アル
「 、、、というワケなんだ。」

ケイト
「 ふぅん。それであたしに、 料理を教えて欲しい と。 」

アル
「 ああ。つい、勢いで言っちまって。。。」

ケイト
「 どうしようかなぁ?」

アル
「 なぁ、頼むよケイト。
 体重120kgオーバーもれなく3人の娘付きな
 恋も出来ない大人の女の前で脱ぐ機会なんかもうない
 バッド・ルッキングでデブなシングル・ファーザーを助けてくれよぉ。
 きみ以外に頼れる人が居ないんだよぉ。」

両眼より懇願ビームを発射するアル

ケイト
「 …わかったわ。
 体重120kgオーバーもれなく3人の娘付きな
 恋も出来ない大人の女の前で脱ぐ機会なんかもうない
 バッド・ルッキングでデブなシングル・ファーザーのあなたを助ける為に、
 料理を教えてあげるわ。」

アル
「 yattaaaaaa! ありがとうーケイト!」

子供のように喜ぶアルを微笑んで見ているケイト

数日後
 @ケイトの店

アル
「 よぉケイト、居るかぁい?」

客が誰も居ない店内に入ってきたアル

ケイト
「 ハーイ、アル待ってたわ。」

アル
「 すまないねぇ、休日だってのに。」

ケイト
「 いいのよ、気にしないで。どうぞ入って来て。」

出入り口で立っているアルをカウンターの中へと招くケイト

アル
「 お言葉に甘えてぇ〜。」

ケイト
「 入って来れるかしら?」

ケイトが居るカウンターの中へと入って行くには、
カウンターの一部を上に上げその隙間から入らなくてはならない。

アル
「 何を言ってやがる、俺を誰だと思っていやがる!
 …う! ふぅぅん、、、、はぁ〜っ。」

 @カウンターの中

ケイト
「 ふふ、、、
 お腹を凹ませて入って来たのをしっかり見たわよ。
 カウンターの中へ入るには、敷居が高かったかしら。」

アル
「 見逃してくれよ。」

ケイト
「 一生覚えておくわ。厨房はこっちよ。」

カウンターの中から厨房へ移動するケイトとアル

 @厨房

アル
「 ほぉ、ここがカウンターの裏に隠されるかのごとくある厨房か。
 ちょいと、秘密基地チックですなぁ。
 カウンターの中よりも広いが、
 厨房としては、広くもなく、かと言って狭くもなく。
 …ここできみは、この世界に料理を生み出だしているんだな。」

ケイト
「 そうよ。じゃトレーニング開始よ。」

アル
「 待ってました。修行だ。」

ケイト
「 まず!」

アル
「 んん!」

ケイト
「 石鹸で手を洗う。」

アル
「 おお!大切な事だ。忘れとりましたぞぉ!」

石鹸で手を洗うアル

アル
「 さ!洗いましたぞぉ!」

ケイト
「 じゃ、林檎の皮むきしましょうか?」

アル
「 まっかせなさーい!」

林檎の皮をむき始めるアル

アル
「 痛っ!」

ケイト
「 はぁ、開始早々包丁で指を切るなんてお約束な展開してくれちゃって。
 何かの狙い?」

アル
「 狙いなモノかよ!」

出血しているアルの左手の太い親指を口に含み
舌で血を舐めとりあえずの止血をするケイト

アル
「 !!! 」

ケイトのその全ての行為にアル、ドッキドッキーっ!
ケイトが自分の親指を舐めたのをそのあたたかい口の中で感じ
自分の親指を通じケイトの舌の感触が伝わって来て
全身の血が心臓へ逆流する思いに駆られるアル

ケイト
「 アル、あなたがお約束な展開してくれちゃうから
 あたしもお約束な展開しなくちゃいけなくなっちゃったじゃない。
 指の根元をしっかりと強く押さえて心臓より高い位置にしておいて。救急箱を取って来るわ。」

ケイトに言われた通りに、
根元をしっかりと強く押さえて心臓より高い位置に親指を移動させるアル
救急箱を取りに厨房からカウンターへ移動するケイト
そのケイトの後姿を目で追うアル
ケイトの姿が完全に見えなくなると、
心臓よりも高い位置にしていた自分の親指を口に含み目を瞑り舌で舐めるアル

ケイト
「 アルぅ〜ぅ。」

アル
「 ! 」

厨房に戻って来ていたケイト

ケイト
「 指は心臓よりも高い位置に って言ったのに何で口に含んでるのかしらぁ?」

そう言われ慌てて指を心臓よりも高い位置にするアル

ケイト
「 それに、目を瞑って鼻の下を伸ばして何かを妄想してたでしょ?」

アル
「 !…
 …妄想だなんて、もうそーんな事言っちゃってぇ〜。
 『 郵便配達は二度ベルを鳴らす 』で、
 ジェシカ・ラングとジャック・ニコルソンがやった
 KITCHEN SSE:Piiii:BEEP音Xのシーンを、
 きみと俺に置き換えて妄想してたなんて事は、
 まったくもってこれっぽっちも微塵も全然ありませんですぞぉ〜。」

ケイト
「 してたわね。」

アル
はい。。。」


ケイト
「 !
 アル、最初に言っておく。
 ここ、この厨房は資本主義の重力の下で、 
 女のあたしが一人で経営(や)ってるこの店の、料理を作る場所なのよ。
 言わば聖域なのよ!
 そこでそんな妄想するなんて、
 あたしはアナタを許さない。…!」

アル
「 すみませんケイトさん、
 私が不埒なばかりに、すみません。。。」

デカいだけの図体を小さくし懸命に詫びるアル

ケイト
「 …今回は許してあげる。でも!次は無いわよ。」

アル
「 はい。。。」

調理台の隅に置いてある蓋が開いている救急箱

アル
「 う"、しみる!」

ケイト
「 しみるわよ。」

アル
「 先に言って下さいよ、師匠。あ!師匠とお呼びしても、、、」

ケイト
「 消毒液がしみたくらい何よ!
 師匠の聖域であ〜んな事を妄想してたのに甘えるんじゃないわよ。
 まったく、図体ばかりデカくて。。。」

アル
「 師匠とお呼びしてもよろしいんですね。」

ケイト
「 そう呼びなさい。実際そうなんだし。はい、治療終了。
 トレーニングを続けるわよ。弟子のアル。」

アルの親指に絆創膏を貼ったケイト

アル
「 はい、師匠!」

絆創膏を貼られたアルの親指
 :
 :
それを見ながら食前のマンゴープリンを頬張るアルin夕食@ウェイバー家・食卓
  
デイジー
「 何食事中にニタニタしてんよ怪獣は?気持ち悪い。」

クリスティー
「 アレは女の事を想ってる表情(かお)だね。」

デイジー
「 え?」

セシリー
「 ? 」

アル
「 何か言ったかぁ〜?
 今夜の我がウェイバー家(ウチ)の料理番であるクリスティー。」

そう問いつつも視線は自分の親指のままマンゴープリンを頬張っているアル
アル以外の娘たちは既に食事中だ。

クリスティー
「 いいえ、何も。」

アル
「 そうかぁ。」

エミリー
「 ママじゃない奴、おんなおんな。」

アル
「 とうさんは、おとこだから、ママじゃない奴なんだぞぉ〜、エミリー。」

そう答えつつも視線は自分の親指のままマンゴープリンを頬張っているアル

デイジー
「 フケツ 」

呟くデイジー

セシリー
「 … 」

そんなデイジーを見ているセシリー

翌日・15時の休憩
 @アルの働く工場・休憩所

バニラ
「 おやっさん、
 半開きの目で鼻の下伸ばしてニタニタしながらデレ〜っと、
 自分の親指見つめながら甘過ぎな缶コーヒー飲むのは止めてくれないか?気持ち悪いぜ!」

アル
「 バニラよ、
 この甘〜いマックス缶コーヒーちゃんを飲みながら、
 甘〜い想いに身をゆだねるこの気持ち良さがおまえには解らないのか?
 バニラって名前が泣いてるぞぉ〜。名前負けしてるぞぉ〜、おまえはぁ〜。」

バニラ
「 くぁーーっ!
 いいか!耳の穴かっぽじってよーく聴けよ!
 あんたの顔はだなぁ、普通にしてても恐いんだよ。
 だからって、笑顔になりゃ可愛くなるのかっていったらそうじゃない。
 そんな顔がだなぁ、
 半開きの目で鼻の下伸ばしてニタニタしながらデレ〜っとした顔してんのはもう
 気持ち悪いを通り越して、人の命を奪いそうだぜ!、う"ぅぅ苦しい。。
 あんたは殺人者だ!犯罪者だ!」

工場に流れてる 時計台の鐘の音

バニラ
「 くぁーーっ!こんな事で休憩時間が終わっちまったーーっ!くそーっ!」

休憩所を立ち去るバニラ

マックス缶コーヒーを飲み干し、空き缶を空き缶入れに向けてひょいと投げるアル
空き缶は見事空き缶入れに。

アル
「 俺、ナイス・シュート!ゴールを決めたぜぇ〜。」

夕食
 @ウェイバー家

アル
「 ダイエットと言い食事の量を減らすモノたち:
 セシリー・ウェイバー、デイジー・ウェイバー。
 きらいだからとぴーまんをたべないもの:
 エミリー・ウェイバー。
 よーく聴くがいい。
 明日の父さんのおそよー日の夕食は、
 そんな食べる事は生きる事を放棄したおまえたちの為に、
 この父さんが料理を作ってやろう。」

セシリー
「 え?」

エミリー
「 ぴーまんきらい。」

デイジー
「 もしかしてこないだの事?すっかり忘れてた。
 あれからどれくらいの時間経過があったと思ってるの?それに、
 期待してない。」

アル
「 何だと。 …!」

デイジー
「 おいしくなかったら、ピザ頼んでもいい?」

アル
「 何だと。 …!!」

デイジー
「 保険よ保険。コレが大人のやり方よ。」

アル
「 けっ!そんなところは大人に成らなくていいんだよぉ〜!」

翌日
 @ショッピング・モール

夕食の為の食材を楽しそうに買っているアル

 @ウェイバー家・キッチン

アル
「 〜♪ルネぇッサぁンス情ぉ熱ぅ〜
 僕のこの手はぁ〜 いつも何かさがし燃えてる♪ 」

と鼻歌を歌いながら料理をするアル
その姿をアルに見つからないように物陰から見ているセシリー

 @セシリー&デイジーの部屋

エミリーがおえかきする姿をすぐそばで見ているデイジー
部屋に戻って来たセシリー

デイジー
「 あ!おねぇちゃん。どうだった?」

セシリー
「 鼻歌歌いながら楽しそうに料理作ってたわ、父さん。」

デイジー
「 え"ぇ。。」

エミリー
「 ぴーまんたべたくない。。。」

 @セシリー&デイジーの部屋・前

アル
「 〜♪資本主義と$持ち白人至上主義と言うメカニズムが 
 忘れさせるヒ徒のココロ♪」

と鼻歌を歌いながらセシリー&デイジーの部屋の前へ来たアルの後姿

 @セシリー&デイジーの部屋・中

SE:ドアをノックする音

セシリー
「 は、はい。」

音リー:
アル
「 ウェイバー三姉妹様ぁ〜、食事の準備が整いましたですぞぉ〜。
 食卓へ参られよぉ〜。」

 @セシリー&デイジーの部屋・前

部屋の中からの返事を待っているアルの後姿

音リー:
セシリー
「 わ、わかりました。」

その場を立ち去るアル

 @セシリー&デイジーの部屋・中

セシリー
「 来るべき時が来た。。。」

エミリー
「 … 」

デイジー
「 ふたりとも、、」

セシリー&エミリー
「 ? 」

デイジー
「 そんなに凹む事ないわ。嫌な思いするのは、怪獣が作った料理を口に入れた時に、
 オエッ!不味い! 
 って思うその一瞬だけよ。そのあとは、ピザを頼んでピザを食べる事が出来るんだから。
 あたしには見えるわ。」

 @食卓

ウェイバー三姉妹の席にそれぞれセッティングされているアルが作りし料理

セシリー
「 ハンバーグ?」

席につくウェイバー三姉妹

アル
「 手洗いは済みましたですかなぁ〜?ささ、食( しょく )されよぉ〜。」

デイジー
「 ハンバーグが食べても太らない料理のワケないじゃん。」

アル
「 まぁ、食べてみてよ!」

アルが作りしハンバーグを、
ナイフで切りフォークで刺し恐る恐る口へ運ぶウェイバー三姉妹

セシリー
「 … 」

デイジー
「 … 」

エミリー
「 … 」

アル
「 如何ですかなぁ〜?父さんが作りしハンバーグのお味は?」

セシリー
「 …おいしい。」

デイジー
「 …フツーに食べれる。」

エミリー
「 …ぴーまんいない。」

アル
「 わーはっはっはっはっはーっ、どーだぁーっ!
 残念だったなぁデイジー。ピザはこの次だ。」

デイジー
「・・・」

アルが作りしハンバーグが乗っていたウェイバー三姉妹の皿の上に
今は、
ハンバーグの姿はない。

アル
「 完食とは頼もしいですなぁ、ウェイバー三姉妹ぃ〜。
 流石!父さんの生命の源たる樹から、
 D.N.A.を受け継いでいるだけの事はありますなぁ〜。
 エミリー、ぴーまんをたべられるようのなってよかったな。」

エミリー
「 え?」

アル
「 いまたべたはんばーぐにはぴーまんがはいってたんだぞ。」

エミリー
「 え"ぇ!!」

アル
「 こうかいしてもすでにおそし!。
 はんばーぐのなかにぴーまんをみじんぎりにしていれておいたのさっ。」

エミリー
「 …!!」

上目遣いでアルを睨むエミリー

アル
「 そんなめでとうさんをみるな。
 ぴーまんをたべられるようになるはじめのいっぽはくりあしたんだ。
 つぎは、みじんぎりしてりょうりにしのびこますなんて
 すてるすかしていないぴーまんをたべられるようになろうな。」

やさしい笑顔でそうエミリーに話すアル

エミリー
「 …うん。」

アル
「 それでこそとうさんのこだ。」

隣に座るエミリーの頭をいいこいいこするアル

デイジー
「 みじん切りしたピーマンを食べさせてピーマンを食べられるようになった。
 というのは如何なモノでしょうかなぁ?まるで詐欺のようだぁ。」

平泉成の声真似をしてアルにツッコミを入れてきたエミリーの隣に座るデイジー

アル
「 何だと。…!」

デイジー
「 この分だとぉ、食べても太らない。というのも怪しいモノですなぁ。
 ハンバーグが太らない料理というのは如何なモノですかなぁ。」

アル
「 ならば説明しよう!
 父さんが作りしハンバーグはなぁ、
 ピーマンの他にも玉ねぎときのこのみじん切りと、
 肉の代わりに畑のお肉と呼ばれている大豆から作られし、
 高タンパク・低カロリーな豆腐を使いキッコーマンのソイソースで味付けして、
 油を使わなくていいフライパンで焼いてあるのだぞぉ〜。
 キッコーマンはなぁ、“ マン ”言うても特撮ヒーローじゃないんだぞ。
 世界に誇る肥満大国であるこの国でソイソースを発売している
 〜♪ジャぱ〜んっ!♪の企業の名前なんだぞ。
 そしてソイソースはぁ、
 主役である食材を引き立てるとってもナイスな調味料なガイ(奴)なんだよー。
 解るか?解るか?」

ウェイバー三姉妹
「 ・・・」

アル
「 それに、付け合せの温野菜と野菜いっぱいベジータブル・スープで、、、あ!
 『 ドラゴンボールZ 』のサイヤ人の名前が、
 みんな野菜の名前から来ているという事を父さんは知っている。
 どうだ!凄かろう!サイヤは野菜だからな。」

ウェイバー三姉妹
「 ・・・」

アル
「 便秘なイキモノであるおまえたちにとって、
 野菜で食物繊維を摂れて、
 他のよりも高タンパク・低カロリーなヘルシーで太らないハンバーグなんだぞぉ〜。」

デイジー
「 やっぱり詐欺くさい。」

アル
「 食べても太らない料理なんてあるわけなかろう。」

デイジー
「 やっぱり詐欺じゃない!」

アル
「 細かい事を気にしてぇ、
 体は大人の仲間入りしたのに心はちっさいなぁ。えぇ、デイジー。」

デイジー
「 ええ、怪獣親父の生命の源たる樹からD.N.A.を受け継いでますから。」

アル
「 何だと。 …!!」

セシリー
「 父さん、トーフって?」

アル
「 あ?ならば説明しよう!セシリー。 
 トーフとはなぁ〜、
 畑のお肉と言われている大豆から作られし、日出ずる国の食べ物であり食材なのであ〜る。」

◇アルの回想◇
料理の修行@ケイトの店・厨房

ケイト
「 コレを食べてみて。」

アル
「 オッオー。この白いプリン一体何味ですかなぁ?ミルク味?はたまたヨーグルト味?
パクッとな、、、味がしない。。。何だこのプリンは?」

ケイト
「 ソレにコレをかけると、、、」

アル
「 おいおいケイト!その白っこいモノはコーラをかけて食べるモノなのか?」

ケイト
「 食べてみてよ!」

アル
「 … 」

ケイト
「 Go Ahead!  さぁ! 」    

アル
「 …パクッとな、、、、おいしい。コーラ味じゃない。。。」

ケイト
「 次は、このショットグラスに注いだコーラじゃないコノ黒き液体を飲んでみて。」

アル
「 …ゴクッとな。しょっぱっ!!何じゃこりゃ?」

ケイト
「 そのコーラじゃない黒き液体は、
ショーユよ。」

アル
「 ショー・ユーだなんて俺に何を見せるんだい?ケイトぉ〜。」

ケイト
「 アル、
ショー・ユー Show Youじゃなく
ショーユ SHOYUよ。
畑のお肉と言われている大豆から作られた日本の調味料で
この国では、
ソイソース Soy sauceと呼ばれているわ。」

アル
「 なら最初からソイソースって言えよ。」

ケイト
「 知識を自慢したかったの。」

アル
「 そーすか。この料理ヲタが。」

ケイト
「 ええ、資本主義の重力の下、女一人で飲食店を経営(や)ってますからぁ。
その、白いプリンじゃないモノは、これまた大豆から作られた日本の食べ物であり食材である豆腐よ。」

アル
「 トーフ?」

ケイト
「 高タンパク・低カロリーだからダイエット向きよ。」

アル
「 ふ〜ん。流石師匠だ。」

ケイト
「 まぁねぇ〜。」


アル
「 師匠に教わりました通りわたくしめは、
 ピーラーで皮を剥ぎ、キッチン鋏で切断し、
 フード・プロセッサーで微塵切りにして、キッコーマンのソイ・ソースを加え、
 俺のこの手でこねこねして、油のいらないフライパンで焼き、
 ハンバーグを作りましたぞぉ〜。
 次は是非、ヒ徒をヤッてみたいモノですなぁ。」

 アルはかく語りき 夕方、ふたりきりのケイトの店で

ケイト
「 アルっ!!」

アル
「 ! 」 

ケイト
「 料理の事をそんなふうな言い方するんじゃないと教えたでしょうっ!!!」

アル
「 !
 …すみません、師匠・ケイト。わたくしめが、不謹慎なばかりに、すみません。
 俺がこの世界に作りし料理を娘たちが食べてくれたのが嬉しくて、つい、、、、、
 反省の極み、謝罪の極み。。。。」

師匠・ケイトに怒られデカいだけの図体を専用カウンター席で小さくしているアル

ケイト
「 …まったく。アル、あなたは図体ばかりデカくて、まるで子供ね。」

アル
「 ……。
 …バベベブギョギョンのニールも、きみも、この嬉しい気持ちを感じていたんだな。。。。」

ケイト
「 ええ。
 ところで、アル、、」

アル
「 ん? 」

ケイト
「 バベベブギョギョンって何?ニールって誰?」

アル
「 ならば説明しよー!、、、いや、面倒くさいから、
 台本を読め。」

ケイト
「 … 」

アル
「 !
 そんな目で俺を見るなー!」

 @ウェイバー家・キッチン

クリスティー
「 タリラリラ〜ン。〜♪今日はあたしがぁ ウェイバー家の料理番ですぅ〜♪
 冷蔵庫の扉を開けるけどいいよね?答えは聞いてなーい!」

まだ誰も帰宅していないウェイバー家の人々

クリスティー
「 ・・・・・・・誰も答えてくれなーい!」

まだ誰も帰宅していないウェイバー家で一人、冷蔵庫の扉を開けるクリスティー

クリスティー
「 ん?このいっぱいある白いモノは何?ま、これだけいっぱいあるんだから一つくらい。」

冷蔵庫の中にいっぱいある白いモノの一つを取り出し冷蔵庫の扉を閉め、
食卓につきパッケージを剥がしたクリスティー

クリスティー
「 ん?白いプリン?ふっふ〜ん、怪獣父さんの事だからプリンに決まってる。
 何か新しい味のプリンなんだわ!パクッとな、、、
 味がしない。。。。。」

剥がしたパッケージを見るクリスティー

クリスティー
「 “TOFU”
 トゥー・フー。フーへ。
 Who is FU? フー・イズ・フー?フーって誰?チャイニーズ?」

つづく

次回 : 「 過去を知る男  THE MAN WITH THE PAST 」

キース
「 よぉ、アル! 」
   

「 戦雲がアルを呼ぶ 」

□ エンド・ロール □

STARRING

アル・ウェイバー( バズ・マイヤー ) : 富田耕生

セシリー・ウェイバー( エレナ・スコットフィールド ) : 坂本真綾

デイジー・ウェイバー( マイア・トンプソン ) : 大谷育江

エミリー・ウェイバー( ウェンディー・スウィックス ) : 矢島晶子
 
ケイト・リプリー( ジェイン・ウィープ ) : 戸田恵子

GUESTS

バニラ( HIMSELF ) : 千葉繁

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posted by 仮面ヒッシャー電脳< 俺、創造! 〕 at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1シリーズ MYD:T −新米親父と三人の娘たちと−  全13話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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