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2007年11月24日

第8話 「 天下一腕闘大会   OVER THE TOP 」 : B part

Start of B part

 @客席

エミリー
「 うわ〜い、おきゃくさんいっぱいになった〜。」

クリスティー
「 早めに席確保しといて良かったね。」

セシリー
「 何だかワクワクしてきた。」

デイジー
「 頑張るのよ、怪獣親父!」

エミリー
「 うわ!でんきがきえた!」

 @ステージ

MC
「 レディース・アンド・ジャントルメン!
 本日はお越し頂き誠に有難うございます。MCを務めます、ブーノ・タッカダーです。」

 @客席

観客
「 うおおおおお!!!」

 @ステージ

MC
「 熾烈な予選を勝ち抜いた16人の腕闘士よ、今此処へ集え!
 その花道を通り観客の前へその勇姿を現すがいい!
 出て来いやーー!!」

会場であるアリーナ全体に爆音が轟くと同時に幾多ものサーチライトが輝き、
花道を歩く16人の腕闘士達を照らし出す。
アリーナ中央に横一列に並びし16人の腕闘士達。
照明が元の明るさに戻り16人の腕闘士達が観客の前にその姿を現した。

 @客席

観客
「 うおおおおお!!!」

アル・ウェイバー応援隊
「 キャーッ!とーさーん!!」

 @ステージ

MC
「 デュエル・スタンバイ、天下一腕闘大会、レディ、ゴーっ!!」

♪アル・ウェイバー とぶ♪
( 『 聖戦士ダンバイン 』
  主題歌 ♪ダンバイン とぶ♪ 
  アル・ウェイバー天下一腕闘大会本戦奮戦 ReLYRICS Mix )

♪天下一腕闘大会本戦が ひらかれた♪
ついに

♪きらめく照明 俺を照らす♪
ついに

♪オーラの力 たくわえて♪
始まった

♪握った拳 汗ととぶ♪
天下一腕闘大会

♪恐れるな 俺の心♪
本戦

♪賞金のため 俺は勝つさ♪
16人の腕闘士の中

♪のびる右腕(うわん)が 正義になれと♪
勝ち続けるアル

♪雷はねて ソードがはしる♪
そして

♪二つの腕を 振り上げて呼ぶ♪
あの日本人も

♪オーラバトラー アル・ウェイバー♪
そして、

♪オーラシュート アル・ウェイバー♪
キング・ウルフも

♪アタック アタック アタック♪
 

♪俺は戦士♪
戦雲がアルを呼ぶ


 @ステージ

MC
「 観客の諸君これよりいよいよ準決勝だ。準決勝からは3本勝負となる。2本先勝した方が勝ちとなる。
 準決勝第一試合はこの腕闘士達だ!」

コール・アナウンサー
「 オん"ん"ン・ザっ"・レぇ"ぇ"ぇ"ッドっ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 ドん"ん"ン・ナカノっ・ニぃ"ぃ"ぃ"ールっセっぇンっ!
 オん"ん"ン・ザっ"・ブルぅ"ぅ"ぅ"っ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 キンん"ん"グっ・ウルぅ"ぅ"ぅ"フーーーっ!!」

 @客席

観客
「 ウルフ、ウルフ、ウルフ、、、、!!!!」

会場であるアリーナ全体にウルフ・コールがヒビキわたる。

デイジー
「 な、何なのこの現象は? 」

セシリー
「 す、凄い人気。。。」

アリーナ中央に設けられた準決勝決勝用特設デュエル・ステージ。
その中央には、競技台であるデュエル・テーブルが設置されている。

デュエル・スタンバイし睨み合うドンとキング

レフェリー
「 レディ、ゴー! ・・・ストップ!
 ウィナー、ブルー・コーナー、ウルフ!」

 @客席

観客
「 うおおおおお!!!」

 @ステージ

MC
「 一本目は瞬殺でウルフの勝ちだ。果たして二本目は?」

 @デュエル・ステージ

レフェリー
「 レディ、ゴー! ・・・ストップ!
 ウィナー、ブルー・コーナー、ウルフ!」

レフェリーに右手を上げられるキング・ウルフ。

ウルフ
「 I’m KING!  オレがキングだ!」

 @客席

観客
「 うおおおおお!!!」

 @ステージ

MC
「 大方の予想通り瞬殺でキング・ウルフの勝ちだ。
 引き続き準決勝第二試合、勝者がキング・ウルフの対戦相手となる注目の一戦だ。
 闘うのは初参戦同士のこの腕闘士達だ!」

コール・アナウンサー
「 オん"ん"ン・ザっ"・レぇ"ぇ"ぇ"ッドっ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 シん"ん"ンヤっ・
 ナぁ"ぁ"ぁ"シぃ"ぃ"ぃ"モぉ"ぉ"ぉ"トぉ"ぉ"ぉ"っ!
 オん"ん"ン・ザっ"・ブルぅ"ぅ"ぅ"っ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 アぁ"ぁ"ぁ"ルぅ"ぅ"ぅ"・ウェぃ"ぃ"ぃ"バぁ"ぁ"ぁ"ーっ!!」

  @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 キャーッ!とーさーん!!」

 @デュエル・ステージ

アル
「 そんな気合の入った巻き舌で俺の事をコールしなくても、いいと思うよ。」

デュエル・テーブルを間に仁王立ちで睨み合う、
あの日本人シンヤ・ナシモトとアル

ナシモト
「 いよいよだな。」

アル
「 ああ。」

デュエル・テーブル上で硬い握手をするナシモトとアル

レフェリー
「 セタップ!」

グリップ・バーを握り相手の右手を握りデュエル・スタンバイしたナシモトとアル

レフェリー
「 レディ、ゴー!」

 @ステージ

MC
「 初参戦初対決の両者、ブルー・コーナーの腕闘士ウェイバーが圧している。」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 キャーッ!とーさーん!!」

ナシモト
「 ふんん"ん"、、、」

アル
「 ふんん"ん"、、( あんたの力はこんなモンじゃないだろ?
 一本目は様子見かい?ならば、お心に甘えてぇぇ〜っ!) 」

ナシモトの右手の甲をデュエル・テーブルのタッチ・パッドに押し付けるアル

レフェリー
「 ウィナー、ブルー・コーナー、ウェイバー。」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 yattaaaaaa!」

 @ステージ

MC
「 一本目は、ブルー・コーナー腕闘士ウェイバーの勝ちだ。果たして二本目は?」

 @デュエル・ステージ

レフェリー
「 レディ、ゴー!」

ナシモト
「 ふんんん!!」

 @ステージ

MC
「 二本目はレッド・コーナー腕闘士ナシモトが圧している。」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 とーさーん、がんばってー!!」

アル
「 うぅぅ、、、( この日本人、やっぱり一本目は手ぇ抜いてたな。力の入り方が3倍アップしてるぜ! くそぉぉぉ!) 」

3倍パワーアップしたナシモトの力に圧され持ち堪えるので精一杯のアル
が、しかし、少しづつ少しづつアルの右手の甲はナシモトの力に因ってタッチパッドへと近づいていく。

アル
「 ぐぅぅ、、、」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 とーさーんがんばってーーっ!!」

 @デュエル・ステージ

アル
「 うぅぅ、、」

レフェリー
「 、、ストップ!
 ウィナー、レッド・コーナー、ナシモト。」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 あぁぁ。。。」

 @ステージ

MC
「 二本目は、レッド・コーナー腕闘士ナシモトの勝ちだ。次の三本目で勝敗が決まる。
 王者キング・ウルフと対戦出来るのはどっちだ!」

 @デュエル・ステージ

デュエル・テーブルから少し離れ息を整えるナシモトとアル
被っている野球帽( キャップ )の鍔を前方から後方へと移動させたアル

ナシモト
「 何だそれは?何かのおまじないか?」

アル
「 ああ、そんなモノだ。あんたには通常フォームじゃ太刀打ち出来ないからな、
 クライマックス・フォームへのスイッチを入れさせてもらったよ。」

ナシモト
「 そいつは、面白い。楽しまさせてもらうぜ。」

レフェリー
「 セタップ!」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 とーさーんがんばってーーっ!!」

 @デュエル・ステージ

デュエル・スタンバイしたナシモトとアル

レフェリー
「 レディ、ゴー!」

一気に勝負に出てナシモトの右手の甲をタッチ・パッドへと追い込むアル

 @ステージ

MC
「 さぁ始まった三本目!腕闘士ウェイバー一気に行くかぁー?」

 @デュエル・ステージ

ナシモト
「 させるかーーっ!」

 @ステージ

MC
「 腕闘士ナシモト、タッチ・パッドまであと5cmの所で踏み止まったぁー!」

 @デュエル・ステージ

アル
「 ぐぅぅ、、、!」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 いっけーーっ!とーさーん!!」

 @ステージ

MC
「 腕闘士ウェイバーがじりじりと攻め込んでいく!タッチ・パッドまであと3cmだ!」

 @デュエル・ステージ

ナシモト
「 おぉぉぉ!!」

 @ステージ

MC
「 腕闘士ナシモト一気に巻き返した!」

 @デュエル・ステージ

アル
「 ぐぐぐ、、、」

 @ステージ

MC
「 腕闘士ウェイバー、タッチ・パッドまであと3cmの所で踏み止まった!」

 @デュエル・ステージ

ナシモト
「 ぬおぉぉぉ!!!」

アル
「 ! 」

レフェリー
「 ストップ!
 ウィナー、レッド・コーナー、ナシモト!」

レフェリーに右手を上げられるナシモト。

 @ステージ

MC
「 決勝進出は、腕闘士ナシモトに決定した!」

 @客席

エミリー
「 ママじゃない奴まけた。。。」

クリスティー
「 あたしの怪獣父さんが。。。」

デイジー
「 あぁ、、、賞金が。。。」

セシリー
「 そんなに落ち込む事ないわ、次の三位決定戦で勝てば三位の賞金は貰えるわ。」

デイジー
「 そうか!」

 @ステージ

MC
「 引き続き三位決定戦だ。」

コール・アナウンサー
「 オん"ん"ン・ザっ"・レぇ"ぇ"ぇ"ッドっ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 ドん"ん"ン・ナカノっ・ニぃ"ぃ"ぃ"ールっセっぇンっ!
 オん"ん"ン・ザっ"・ブルぅ"ぅ"ぅ"っ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 アぁ"ぁ"ぁ"ルぅ"ぅ"ぅ"・ウェぃ"ぃ"ぃ"バぁ"ぁ"ぁ"ーっ!!」

 @デュエル・ステージ

レフェリー
「 セタップ、レディ、ゴー! ・・・ストップ!
 ウィナー、ブルー・コーナー、ウェイバー。」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 やったーっ!」

 @ステージ

MC
「 一本目は腕闘士ウェイバーの瞬殺だ。はたして二本目は?」

 @デュエル・ステージ

レフェリー
「 セタップ、レディ、ゴー! ・・・ストップ!
 ウィナー、ブルー・コーナー、ウェイバー!」

レフェリーに右手を上げられるアル

 @ステージ

MC
「 二本目も腕闘士ウェイバーの瞬殺で勝ちだ。
 三位は腕闘士ウェイバーに決定した!」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 わーい!!」

 @デュエル・ステージ

アル
「 一億ゼニーGETだZE!」

大会実行委員
「 腕闘士ウェイバー。」

アル
「 はい?」

 @ステージ

MC
「 えぇ、ここで残念はお知らせです、、」

MCの低いトーンに静まり返る客席

MC
「 決勝進出を決めた腕闘士ナシモトが負傷ひ因り棄権した為、
 決勝戦は、今、三位に決定した腕闘士ウェイバーとキング・ウルフとなる。
 なお、三位は三位決定戦で腕闘士ウェイバーに負けた
 ドン・ナカノ・ニールセンとなる。」

ざわめく客席

 @客席

デイジー
「 怪獣親父は三位じゃなくなるの?賞金はどうなるの?」

セシリー
「 決勝で負けても二位の賞金、勝てば一位の賞金が貰えるんじゃない?」

クリスティー
「 勝っても負けても賞金が貰えるなんてLUCKYじゃん!」

デイジー
「 何言ってんのよぉ"ぉ"クリスティーぃ"ぃ"!!
 勝たなきゃいけないのよぉ"ぉ"!!
 あの感じ悪い図体だけやたらでかくてアッタマ絶対悪い奴を
 絶対倒さないといけないのよぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!! 」

クリスティー
「 解ったわデイジー、だからそんな恐い顔でわたしを見ないで!」

 @ステージ

コール・アナウンサー
「 オん"ん"ン・ザっ"・レぇ"ぇ"ぇ"ッドっ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 キンん"ん"グっ・ウルぅ"ぅ"ぅ"フーーーっ!!」
 オん"ん"ン・ザっ"・ブルぅ"ぅ"ぅ"っ・コぉ"ぉ"ぉ"ーナー、
 アぁ"ぁ"ぁ"ルぅ"ぅ"ぅ"・ウェぃ"ぃ"ぃ"バぁ"ぁ"ぁ"ーっ!!」

 @客席

観客
「 うおおおおお!!!」

@デュエル・ステージ

デュエル・テーブルを間に睨み合うキング・ウルフとアル

ウルフ
「 連戦お疲れ様〜。
 おい!チビデブ!
 このオレと闘えるのはあの日本人が棄権したおかげだという事を忘れるなよ!」

アル
「 … 」

レフェリー
「 セタップ!」

デュエル・スタンバイし睨み合うキング・ウルフとアル

レフェリー
「 レディ、ゴー!」

 @ステージ

MC
「 キング・ウルフが優勢だ!圧している!」

 @デュエル・ステージ

アル
「 ぐぅぅ、、、」

ウルフ
「 どうした?チビデブぅ、負けちまうぞ〜。」

アル
「 うぅぅ、、、」

無情にもアルの右手の甲はタッチ・パッドに付いててしまった。

レフェリー
「 ストップ!
 ウィナー、レッド・コーナー、ウルフ。」

 @ステージ

MC
「 一本目は、キング・ウルフの勝ちだ!」

 @客席

観客
「 うおおおおお!!!」

アル・ウェイバー応援隊
「 あぁぁ。。。」

 @デュエル・ステージ

デュエル・テーブルから少し離れ息を整えるアル
被っている野球帽( キャップ )の鍔を前方から後方へと移動させたアル

ウルフ
「 何だそれは?何かのおまじないか?」

アル
「 オマエには勿体無くて教えてやれん。」

ウルフ
「 け!言ってろ!」

レフェリー
「 セタップ、レディ、ゴー!」

♪挑戦者!アル・ウェイバー♪
( 『 侍ジャイアンツ 』
  OP#2♪王者!侍ジャイアンツ♪ アル、目指せ優勝 ReLYRICS Mix )

♪王者の胸に ぶちあたれ♪
♪俺はアル・ウェイバー 呼ばれたからは♪
♪鉄の右腕(うわん)の 折れるまで♪
♪真っ白に燃え尽きるまで♪
♪大地を踏みしめ 体をはった♪
♪マリーンズの♪
♪マリーンズの野球帽(キャップ)のもと♪

♪くじけぬ翼 かけのぼる♪
♪灰になっても 飛ぶ火の鳥さ♪
♪腕闘大会で 男をきがけ♪
♪マリーンズの♪
♪マリーンズの野球帽(キャップ)のもと♪
♪マリーンズの♪
♪マリーンズの野球帽(キャップ)のもと♪

レフェリー
「 ストップ!
 ウィナー、ブルー・コーナー、ウェイバー。」

 @ステージ

MC
「 二本目は、腕闘士ウェイバーの勝ちだ。」

 @客席

観客
「 ブウゥゥゥゥ!!!」

観客の凄まじいブーイングに怖くなってしまうアル・ウェイバー応援隊

 @ステージ

MC
「 さぁ、三本目だ!これで今年の天下一腕闘大会の優勝者が決まる。」

 @デュエル・ステージ

レフェリー
「 セタップ!」

ウルフ
「 … 」

アル
「 … 」

レフェリー
「 レディ、ゴー!」

 @ステージ

MC
「 おっと!両者とも手が離れてしまった!拘束具で両者の右手を固定し試合再開だ。」

 @デュエル・ステージ

レフェリー
「 レディ、ゴー!」

ウルフ
「 ふん"!」

アル
「 う"!」

 @ステージ

MC
「 腕闘士ウェイバーが圧されている!」

 @デュエル・ステージ

ウルフ
「 オマエの力はそんなモンなんだよ、チビデブ!」

アル
「 う"ぅ、、、」

 @客席

アル・ウェイバー応援隊
「 とうさん、、、、、」

 @デュエル・ステージ

アルの右手の甲はタッチ・パッドにどんどん近づいていく。

 @ステージ

MC
「 腕闘士ウェイバー、タッチ・パッド迄あと1cmだ!」

 @デュエル・ステージ

ウルフ
「 あと1cmだぞ、チビデブ!」

ウルフに追い込まれるアル

アル
「 ( くっそう!これまでかぁ? ここで負けても二位は確実だ。
 でも、それじゃぁ、、、、、) 」

次の瞬間、アルの目前に青白い閃光が走った。
その閃光の中に、ケイトの顔が浮かんだ。

 「 大丈夫 」

閃光の中に浮かんだケイトの顔がアルにそう声をかけた。

アル
「 ( ケイト!!) 」

 @ステージ

MC
「 ど、どうした事だ!今、私の目の前で人知を超えて現象が起こっている!
 見える、私には、
 腕闘士ウェイバーの体が黄金( こんじき )に輝いているように見えるぞ。。。」

 @デュエル・ステージ

ウルフ
「 な、何だ?
 チビデブが黄金( こんじき )に輝いてる!何のTRICKだ?」

アル
「 トリックなんかじゃねぇ!
 クライマックス・フォーム・バスター・モードだ!
 行くZE行くZE行くZEぇぇぇ!!
 ゴぉぉぉぉッドっ・アぁぁぁぁぁムっっっ!!!!」

♪オーラロードが ゆれ動く♪
♪さまよう心 流れるか♪
♪イデの力を 発動させろ♪
♪暗闇の中 道ひらく♪
♪目をこらし 見つめてみろ♪
♪閃光の中 光はあるさ♪
♪払う手のひら 血のりついても♪
♪恐れはしない とびこめばいい♪
♪肉を切らせて ととめをさせば♪
♪オーラバトラー アル・ウェイバー♪
♪オーラシュート アル・ウェイバー♪
♪アタック アタック アタック♪
♪俺は戦士♪

ウルフ
「 あぁぁぁぁぁ!!!!!」

タッチ・パッドに押し付けられたウルフの右手の甲

レフェリー
「 ストップ!
 ウィナー、ブルー・コーナー、ウェイバー!」

レフェリーに右手を上げられるアル

 @ステージ

MC
「 今年の天下一腕闘大会、優勝は、アル・ウェイバーに決定だ!」

 @客席

観客
「 うおおおおお!!!」

アル・ウェイバー応援隊
「 yattaaaaaa!!!」

 @デュエル・ステージ

アル
「 百億ゼニーGETだZE!」

翌日、昼食時
 @ケイトの店

ケイト
「 あ〜〜ん。」

アル
「 あ〜〜ん、パクっとな。もぐもぐ、、、おいしい!」

客1
「 おいケイト、アンタが作った料理を
 わざわざ青い巨体の口になんか運んでやる事ないぞ!」

客2
「 そうだよ!」

ケイト
「 だって仕方ないじゃない、怪我して両手が使えないんだから。」

客1
「 甘やかしちゃ駄目だよ、そういう奴は甘やかすと図に乗るタイプなんだよ。
 だいだい、何で怪我してんだよ?」

アル
「 それはだなぁ、、」
 
◇アルの回想◇
天下一腕闘大会終了直後、
大会会場となっていたスーパーアリーナで何かを必死に探すアル

 @地下駐車場

アル
「 待ってくれ!」

探しモノが見つかった


「 ? 」

アルと準決勝を闘った日本人のあの男だ

アル
「 あんたに話がある! 」


「 何だ? 」

アル
「 あんたは日本に戻ってもう一度リングに立つべきだ! 」


「 ! 」

アル
「 あんた、日本のプロレスラーなんだってな。
あんたとの対戦の直前、
客席に居た日本人観光客が話してるのが聞こえたんだ。」

◇回想◇
日本人観光客1
「 今、司会者が シンヤ・ナシモト ってアナウンスしたけど、
あの体型とあのもみ上げはどー見たって
シンヤ・ハシモト 橋本真也 だよな。」

日本人観光客2
「 ああ間違いない、橋本真也 だ。
ああ間違いない、
あのコール・アナウンサーは日本人をナメている。NとHをわざと間違えたんだ。
ああ間違いない、
あのコール・アナウンサーは$持ち白人至上主義の共和党支持者だ。」

日本人観光客1
「 に、しても、
小川直也に負けて即引退して
こんな所で素人相手に腕相撲やってるなんて、橋本も墜ちたモンだな。
対戦相手のあのオッサン、体型じゃ橋本に似てるけど
素人が元プロレスラー相手に勝てるワケないじゃん。可哀相にな。」

日本人観光客2
「 ああ間違いない、引退しちまったからこそカネが要るんだ。
ああ間違いない、だからこそこんな所で素人相手に腕相撲してるんだ。」


アル
「 、、俺の妹の夫は在米日本人だから、
俺は全く日本語が解らないワケではないんだ。
御都合主義と笑いたければ笑うがいいさ。だがなぁ、
問題はあんたの事だ!
あんたはカッコつけ過ぎだと俺は思う。
確かに、男はカッコつけたがる生きモノだ。
俺も男だからそれは解る。
でもな、
カッコ悪くてもいいんだよ。
本当に、本当に大切なのは、生きてるって事だ。
あんたまだ生きてるじゃないか!
あんた日本人だから、ガメラ は当然知ってるよな。
ガメラはラウンド1は負けるがラウンド2は勝つんだ。
引退なんてもったいないよ。
自分を必要としてくれてる人たちに対してベストを尽くすんだ。
俺はそうしてる。
三人の娘たちが必要としてくれてるからぶんばってる。
……いや、違うな、、
必要としてるのは俺の方だ、、俺が娘たちを必要としている。。。」

橋本
「 … 」

アル
「 ファンがあんたを待ってるハズだ。俺はもうあんたのファンだ。
あんたがリングの上で闘ってる姿を見たい!」

橋本
「 …解った、あんたの言う通りにしよう。」

アルと握手をしようと右手を差し出す橋本

橋本
「 それじゃ無理か。ウルフ戦でか?」

包帯で右腕を吊っているアル

アル
「 いや、あんたと対戦(や)った時にだ。」

橋本
「 負傷したまま闘ったのか?しかもウルフと!」

アル
「 ああ。娘たちに新しい服を買うためにどうしても$が必要だったからな。
それに、 どうしても、あのウルフの野郎を倒したかったからな。
あんたが棄権しちまったから、倒せるのは俺以外に居ないだろ。
俺がやらねば誰がやる。
あんたにやられなきゃ、
あんなウルフなんざぁ瞬殺だったんだが、ちこっとばっかり苦戦したぜ。
あんたこそ、、 」

包帯で右腕を吊っている橋本

橋本
「 あんたと対戦(や)った時に痛めた。」

アル
「 それで、棄権したのか?。。すまなかった。
つい本気になってクライマックスフォームになっちまったから。。。 」

橋本
「 気にするな、それはこっちも同じだ。
つい本気になっちまってあんたの右腕をやっちまった。
俺を本気にさせるなんて、あんた、素人じゃないだろ?」

アル
「 今は素人で、
三人の娘を男手一つで育ててる、ただのシングル・ファーザーさ。」

橋本
「 …そうか。あんたのその腕なら、いい子に、、いい女に育つだろう。」

アル
「 なかなどうして、そいつはどうかな。。 」

橋本
「 ありがとう。」

アル
「 あんたとの試合が一番燃え上がったよ、
 あんたが 「 最  強 ! 」だ、橋本サ(Sir)ン!」

左手で握手をする橋本とアル

アル
「 今度こそナオヤ・オガワ、小川直也に勝ってくれ。」

橋本
「 ああ。」

アル
「 勝って、♪勝手に侵略者♪を歌ってくれ。」

橋本
「 …!」

アル
「 はにゃ…?何故そんな目で俺を見るんだ?違うのか?
だって客席に居た日本人観光客が言ってたんだよ、
 小川直也と、
緑の侵略者である『ケロロ軍曹』の新エンディング曲♪勝手に侵略者♪を
歌える権利を懸けてリングの上で闘ってるって。 」

橋本
「!」

アル
「 橋本サン、握った手を放してくれ、いーーたったたたたたたたた痛っーーーーい! 
左手が砕けるーーー! 壊れちゃうよーーーー!」


アル
「 、、もったいなくっておまえたちには教えてやれん。」

客1
「 これだよ。
 ケイト、こんなんだぞ、こいつはこんなんなんだぞ!」

客2
「 まったく図体ばかりデカくて心はちっさいなぁ。」

アル
「 おっとー!
 俺のバイオニック改造手術を施していない両耳でさえも、
 聞き捨てならない事を今、聞き取ったのだがなぁ。
 おい!俺を誰だと思っていやがる!
 天下一腕闘大会連続6回優勝者キング・ウルフを破り、
 新しきキングに成った、キングを超えたキング、
 スーパーキング・アル・ウェイバーだぞぉ。
 ひとはなにかの犠牲なしには何も得る事は出来ない
 何かを得る為には同等の代価が必要となる
 それが、この世界における等価交換の法則だ
 俺は天下一腕闘大会に出場し怪我をしたおかげで、
 こうやって、
 ケイトに あ〜ん してもらえる権利を得たんだ。
 それなのに、その口のきき方は如何なものですかなぁ!
 悔しかったらオマエ達、俺を超えてみろってんだよぉ。」

客1
「 スーパーキング?ベッドのサイズがか?」

アル
「 違ーう断じて違う!ベッドのサイズなどでは決してなーい!
 今の俺の長ゼリを聴いてなかったのかー!」

客2
「 スーパーキングなら心の広さもスーパーにしてあの賞金で俺達におごれ!」

アル
「 そうしたいのはやまやまだが、残念ながら、あの賞金は全て
 娘たちの新しい服に変身しちまったよ。とーっ!」

客2
「 けっ! 」

客1
「 もう行くよケイト、ごちそうさま。」

ケイト
「 また、あした。待ってるわ。 I’ll catch you later.」

アル
「 とっととそれぞれの仕事に戻れってんだよぉ! 」

SE : ドアの閉まる音

ふたりきりになった店内

ケイト
「 アル、あなたが仕事に戻れるのはいつかしらね?」

アル
「 さぁな。労災おりないしな。セシリーには、、」

◇アルの回想◇
セシリー
「 怪我しないでって言ったのに怪我なんかして!」

アル
「 、、って怒られたが、
 これが日本語で言うところの 怪我の巧妙 ってやつだな。私は運がいい。」

ケイト
「 何か言った?」

アル
「 いや何も。それとも何かね、私の心の声が聞こえるとでも言うのかね?だとしたら、
 あなたはエスパーかもしれない。」

ケイト
「 え?でもまぁ、$600万の男に成ったんだからいいじゃない。」

アル
「 確かに俺は$600万の男に成った。」

ケイト
「 ホントに全て使っちゃったの?」

アル
「 まさか。
 $600万全て使ってりゃぁ、
 バイオニック改造手術を施して怪我なんぞ治ってますぞぉ。」

ケイト
「 じゃ、どうしたの? 」

アル
「 娘たちに新しい服を買って、残りはとってある。 」

ケイト
「 じゃぁ、当店(ウチ)でどんどん食べてよ。
 ウチの一番の貴方が来店(き)てくれなかったから、売り上げガタ落ちで、
 あたしは、新しい服も新しい靴も、新しい下着も買えないの。
 哀れなあたしに$の救済を。」

アル
「 おっとぉー、資本主義の重力に魂を引かれた女がここにもひとり。」

ケイト
「 わたしは資本主義の重力の下一人で店を経営(や)っている女、ケイト。」

アル
「 きみの店で、きみがこの世界に生み出だす料理を食べる$くらい
 俺があの工場で、機械の一部と成って働いて稼ぐよ。
 あの賞金(カネ)を使うのは娘たちだ。
 今、俺がこの世界からいなくなったら、
 あいつらは、資本主義の重力に押し潰されちまう。
 無駄遣いは出来ない、大切なとってもとっても大切な$なんだ。」

ケイト
「 …親バカね。」

アル
「 S.W.AT  だからなんだ。 、、俺にはそれしか出来ないんだ。。。」

ケイト
「 、、ウェイバー三姉妹は、幸せよ。」

アル
「 そう願うよ。。。。
 …あの時、
    青白い閃光の中にきみの顔が見えたんだ。
 “ 大丈夫 ”
         って言うきみの声が聞こえたんだ。」

ケイト
「 、、、 」
 
◇ケイトの回想◇
客A
「 あと1cmだ!青い巨体!  負けろー!」
ケイト
「 何言ってんのよ!応援しなさいよ!」
客B
「 何言ってんだよ!負けるのをからかいに来たんじゃねぇかよ!」
ケイト
「 アル、大丈夫。あなたなら勝てるわ。」


アル
「 会場に来てたのかい?」

ケイト
「 え?ええ、負けたらからかおうって、お客さん達とね。」

アル
「 く!また、そんなんかよ。俺はそんなんなんかい? あ! 」

ケイト
「 何よ突然!びっくりするじゃない! 」

アル
「 日本へ行ってハシモトから治療費を分捕ってくるかぁ。
 労災の代わりとして。」

ケイト
「 え?」

アル
「 ハシモトは俺をこんな目に遭わせた張本人なんだよ!
 くうぅ、、Sir付けして呼ぶんじゃなかったぁ。」

ケイト
「 アル、あなたが一番、
 資本主義の重力に魂を引かれてると、あたしは思うわ。」

カウンター席からテーブル席へ歩くアルの大きな背中を見ながら呟くケイト

アル
「 ハシモトよぉ、緑の侵略者の歌を歌っちまえよぉ。」

テーブル席にある窓から空を見上げ、遠い東の国に居る橋本に想いを馳せるアル

This Episode Dedicates to 破壊王・橋本真也


つづく

次回:「 怪獣親父はかく作りき   AL COOKING ODYSSEY 」

アル
「 もうそーんな事言っちゃってぇ〜。」


「 戦雲がアルを呼ぶ 」


□ エンド・ロール □

STARRING

アル・ウェイバー( バズ・マイヤー ) : 富田耕生

セシリー・ウェイバー( エレナ・スコットフィールド ) : 坂本真綾

デイジー・ウェイバー( マイア・トンプソン ) : 大谷育江

エミリー・ウェイバー( ウェンディー・スウィックス ) : 矢島晶子
 
ケイト・リプリー( ジェイン・ウィープ ) : 戸田恵子

GUESTS

キリコ・キュービー( HIMSELF ) : 郷田ほづみ

バニラ( HIMSELF ) : 千葉繁

犬のシャーロック・ホームズ( HIMSELF ) : 広川太一郎

キング・ウルフ( アンディ・シポウィッツェネッガー ) : 郷里大輔

日本人観光客2( ゲンドウ・イカリ ) : 立木文彦

SPECIAL GUEST STARS

ストリングフェロー・ホーク( ジャン=マイケル・ビンセント) : 磯部勉

チャーリー( ??? ) :  中村正


シンヤ・ハシモト : 橋本真也


今回のエピソードを彩ったァヲ歌たち。
♪ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!♪









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[タイトル] ダンバイン とぶ
[アーティスト] MIO
[レーベル] キングレコード
[種類] CD

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posted by 仮面ヒッシャー電脳< 俺、創造! 〕 at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1シリーズ MYD:T −新米親父と三人の娘たちと−  全13話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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