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2007年10月26日

第6話 「 コックのコスプレ、その娘と友人  GARDEN PARTY 」

アルによるオープニング・ナレーション :
「 子育て……それは最後のフロンティア。
 これは、
 新米シングル・ファーザー アル・ウェイバーが、三人の娘たちと共に、
 ‘ この街 ’ において、
 未知の世界を探索し、
 新しい生命とのめぐりあいを通じて、人類未踏の宇宙( そら )を駆けた物語である。 」


アヴァン・タイトル :

 @ケイトの店・夕方

アル
「 なぁ、ケイト、 」

アル専用カウンター席から、
今、目の前に居るケイトを少し見上げて話しかけたアル

ケイト
「 なぁに? 」

カウンターの中から答えたケイト
カウンターの中で立っているケイトは、いつものようにアルを少し見下ろして話しをしている。

アル
「 君はどうして、この店を始めようと思ったんだい? 」

ケイト
「 そうねぇ、……、
 モノを作ってゆく事が出来るから。
 …かしらね。 」 

アル
「 そうか…。 」

ケイト特製アル専用赤いスペシャル・ドリンク
 ” 元気百倍式 ” の残りを飲み干すアル

アル
「 もう行くよ。今日もごちそうさま。」

ケイト
「 まいど。 」

アル
「 夜の営業も頑張ってな。」

ケイト
「 ありがとう。」

アル 
「 じゃ、また、あした。 See Ya Later.」

ケイト
「 待ってるわ。 I’ll catch you later.」  

第6話 「 コックのコスプレ、その娘と友人  GARDEN PARTY 」

 @ザイウォン学園付属幼稚園

アル
「 よぉ!エミリー、むかえにきたぞ〜! 」

エミリー
「 わ〜い!ママじゃない奴! 」

アルに向って走るエミリー
片膝をつき走ってきたエミリーを受け止めるアル
抱擁
そして、

アル
「 エミリー、ママじゃない奴とよぶな!とうさんとよべ!」

エミリーの手を握り立ち上がるアル

アル
「 先生、アンタかい?
 俺のラブリー園児ェル・エミリーに、こんな言葉を教えやがったのは?
 若くてちょっとばっかりかわいいからって、もしそうなら、
 俺はアンタを許さない。」

先生
「 教えてません。…! 」

アル
「 そいつは失礼しました。なら、
 誰だ?誰なんだ?エミリーにこんな言葉を教えやがったのは? 」

エミリー
「 きょうも、けっさくかけたよ! 」

アル
「 おお!そうか! 」

 @ウェイバー家・キッチン

エミリーの手を握り鼻歌を歌いながらキッチンへ来るアル

アル
「 〜♪伝説巨神トミノン、富野ン 伝説巨神トミノン、富野ン♪ 」

エミリー
「 すぺーすらんなうぇい! 」

そして、帰宅のあいさつ

エミリー&アル
「 ただいま〜。 」

アル
「 !
 クリスティー、おまえが何で居るんだ! 」

エミリー
「 いえでだ! 」

アル
「 家出か? 」

クリスティー
「 あなたたちの灰色の脳細胞は、あたしをまだ家出娘としか認識出来ないようね。
 時間(とき)は常に流れて行く。人はその流れに逆らう事は出来ない。
 なら、認識を新たにし日々を生きるしかないわ。」

エミリー&アル
「 なにいってるんだ?このひと。 」

クリスティー
「 今夜は、セシリーに代わってあたしがこのウェイバー家の夕食を作るのです。
 さぁ、あなたたちの灰色の脳細胞の記憶領域に、新たなる認識を記憶しなさい。 」

アル
「 そいつはありがとう。で、本来のウェイバー家の料理番であるセシリーは? 」

クリスティー
「 怪しい店に寄ってくるって。」

アル
「 怪しい店!? 」

クリスティー
「 壁一面の大きな本棚があって図書館にはない怪しい本がたくさんあって
 古くて怪しいモノがあって怪しい老人が毒入りPEPSIを出す店よ。」

アル
「 毒入り!? 」

セシリー
「 毒なんて入ってないって。」

アル
「 セシリー! おかえり。」

エミリー
「 おかえりー。」

クリスティー
「 おかえり。」

アル
「 おい!セシリー、おまえが寄ってきた店がどういう店なのか
 おまえの口から説明してくれ。 」

セシリー
「 壁一面の大きな本棚があって図書館にはない本がたくさんあって
 古いモノがあって老人がPEPSIを出す店よ。 」

アル
「 はにゃ?…
 つまりはこういう事か、 
 古本屋であり骨董屋であり喫茶店であると。 」

セシリー
「 そう。 」

アル
「 おい!クリスティー、初めに言っておく
 この俺に 怪しい だの、 毒 だの、そんな冗談は通用せぬぞ!
 その店はなぁ、古本屋であり骨董屋であり喫茶店であるという事を
 認識を新たにし日々を生きるがいい。 DAY BY DAY.
 クックックーーッ!今迄こいつ知らねぇでやがんの。」

エミリー&アル
「 ベロベロヴァ〜。」

クリスティー
「 父娘(おやこ)に因るその ベロベロヴァ〜 がムカつくわ。 …!」

 @ウェイバー家・バスルーム

バスタブに浸かりながら入浴時のいつもの言葉を発するアル

アル
「 風呂は命の洗濯だ。
 風呂はいいねぇ、
 労働で疲れた俺の体と心を潤してくれる、
 リリンが生んだ至福の極みだよ。
 そうは思わないかい?」

 @ウェイバー家・食卓

命の洗濯を終え食卓に来たアル

アル
「 あ〜、さっぱりした。ん〜、いい匂いだ。
 クリスティー、おまえが家出以外に料理も出来るとはな。
 俺の灰色の脳細胞の記憶領域に、新たなる認識として記憶し日々を生きるよ。
 だからおまえは、
 男は料理が出来る女に弱い
 という事を
 おまえの灰色の脳細胞の記憶領域に、新たなる認識として記憶し日々を生きるがいい。」

クリスティー
「 怪獣父さんだけなんじゃないの? 」

アル
「 いやいやいや、ベタだけどコレ真実なのよね、以外に。 」

クリスティー
「 ふぅん。」

アル
「 セシリー、エミリー、クリスティー、モノを作り出す力ってのはいいぞ。
 おまえたちは既に自然からその力を一つ授かってこの世界に生まれ出(い)でた。
 自然からVIP扱いセレブ扱いされてるようなモンだ。そのうえ、
 自らの力でモノを作り出す力を身に付ける。素晴しい事だぞ。だから、男は、 
 料理が出来る女に弱い。。。。。 」

クリスティー
「 …そんなにしみじみ言われちゃうと、やっぱり怪獣父さんだけの事のように思える。」

セシリー
「 デイジーよんでこなきゃ。 」

アル
「 父さんが行く。 」

 @セシリー&デイジーの部屋・前

アル
「 デイジー殿、夕飯でござるよ。…入るでござるよ。」

 @セシリー&デイジーの部屋・中

ベッドで横になっているデイジー

アル
「 大丈夫でござるか? 」

デイジー
「 …こんなのヤだ。。。 」

ベッドの上でアルに背を向けたままのデイジー

アル
「 …デイジー殿はセシリー殿と違い、重いから大変でござろう。
 拙者には何もしてやる事が出来ない事を、恨むでござるよ。 」

デイジー
「 … 」

アル
「 デイジー殿のソレは、
 自然から授かったこの世界に生命(いのち)を生み出す力でござるよ。
 デイジー殿もセシリー殿もエミリー嬢もそして拙者も、みんなその力のおかげで、 
 この世界に生まれ出(い)ずる事が出来たでござるよ。
 今は辛くヤでも、その力に素直に感謝出切る時が来るでござるよ。
 まだもう少し大人になり、生命(いのち)をその身に宿した時に。」

デイジー
「 …父さん、、 」

アル
「 何でござるか? 」

デイジー
「 …しがみついてもいい。。。 」

アル
「 勿論でござるよ。」

ベッドから起き、ドアの前に立っているアルの所へ行きしがみつくデイジー
抱きしめるアル

デイジー
「 … 」

アル
「 … 」

デイジー
「 …何もしてやる事が出来ないなんて、、そんな事ない。 」

アル
「 …こうすればいいでござるか? 」

デイジー
「 うん。…あったかい。
 父さんのこの大きなお腹の中には何が入っているの? 」

アル
「 拙者男ゆえ、BABYでない事は確かでござる。
 『 エイリアン 』シリーズのチェストバスターかもしれぬ。」

デイジー
「 脂肪とマンゴープリンでしょ。 」

アル
「 ははは、、、そうかもしれぬな。 」

SE : グゥゥゥゥゥ

お腹が鳴ったアル
ゆっくりとアルを見上げるデイジー

アル
「 ……そんな目で見ないでほしいでござるよ。。。」

デイジー
「 ・・・台無し。」

アル
「 拙者お腹が空いているゆえ仕方ないでござるよ。
 さぁ、クリスティーがこの世界に生み出した料理を食べるでござるよ! 」

 @食卓

クリスティー
「 怪獣父さん、そこはエミリーの席。
 エミリー、そこはママじゃない奴の席よ。」

アル
「 今夜はデイジー・シフトなんだよ!それと、ママじゃない奴って言うな! 」

クリスティー
「 何それ?」

アル
「 俺は今猛烈にデイジーのそばに居たいんだ。だからデイジーの隣に座る。
 それの何が悪い!ここは俺が購入した俺の家だぞ! 」

クリスティー
「 それでいいの?デイジー。」

デイジー
「 うん。」

クリスティー
「 ふうん。」

アル
「 そんな事よりクリスティー、おまえウチに帰らなくていいのか? 」

クリスティー
「 私は、マッグレガー家とウェイバー家を旅する女クリスティー。」

アル
「 で、次の停車駅は何処なんだ? 」

クリスティー
「 今夜は、ウェイバー家に泊まります。」

アル
「 何?おい!聞いてないぞセシリー。 」

セシリー
「 クリスティーのお父さんとお母さん仕事で居ないのよ。」

クリスティー
「 …ここなら淋しくないから。。。」

アル
「 …そうか。。。先に父さんに言っておけ、セシリー。 」


セシリー
「 4番目の娘だからわざわざ言わなくてもいいかなぁって。 」

アル
「 おい!4番目の娘だなんて父さん認知してないぞ!それに、
  父さんの4番目の娘の適格者でもない!」

セシリー
「 料理が出来るからいいんじゃない? 」

アル
「 ぐ… 」

セシリー
「 マッグレガーさんもウチなら大丈夫と思っているのよ。それは、
 我がウェイバー家が信用されているという事よ。
 自信を持っていいわ。」

クリスティー
「 あ!忘れてた!」

アル
「 何だよ!突然!びっくりするじゃないか!
 忘れるようなちっさい事を思い出して、この俺をびっくりさせるな! 」

クリスティー
「 2週間後にウチでガーデン・パーティーやるんだけど、
 父さんに ウェイバーさんチを絶対呼べ
 って言われてたのを忘れてたけど思い出した。どうする?怪獣父さん。」

アル
「 …マッグレガー邸でガーデン・パーティー。。。。
 それは、忘れてはならぬちっさくない事ではないか!
 行きますよ。行きますとも。行きますともですともーっ! 」

そして、あっという間の2週間後

 @マッグレガー邸 ガーデン・パーティー会場

アル
「 広〜〜いお庭にエキストラさん達がいっっぱいっ!居るぜ〜。
 エミリー、とうさんとつないだてをぜったいはなすなよ。まいごになっちまうぞ! 」

エミリー
「 うん!ママじゃない奴! 」

アル
「 ママじゃない奴とよぶなぁ! 」

セシリー
「 違うわよ父さん!
 マグ・エンタープライズ社の社員の人とその家族と、仕事関係の人達よ。」

アル
「 設定上はな。父さんの両眼には、
 スターも見られるし、TVにも写れるし、おいしいモノも食べられるし、
 もしかしたら、
 スターと握手出来て写真撮れちゃって電話番号を教えてもらえるかも!
 と、オイシイおもいをして、
 明日、友達に自慢出来るネタを作りに来たという事はマルッとお見通しだ。
 それともなにかね、アレは、
 質量のある残像
 だと言うのかね? 」

セシリー
「 ・・・・・・・・・・」

アル
「 大人の言う事に疑いを持つのは良くないなぁ、セシリー。 」

クリスティー
「 ハーイ、セシリー。みんなも来てくれてありがとう。
 父さんの所へ案内するね。」

愉快なウェイバー家只今クリスティーに連れられニール・マッグレガーのもとへ移動中

アル
「 それにしても、クリスティー、此処は広いなぁ〜。
 千葉マリンスタジアム何個分くらいあるんだ? 」

クリスティー
「 さぁ?何個分くらいかな?」

アル
「 余裕の発言っすね、流石。
 どーだね、女刑事セシリー&デイジー、父さんが言ったとおりお屋敷だっただろう。 」

デイジー
「 こんなとこ来るの初めて。。。。。 」

アル
「 … セシリー、デイジー、エミリー。
 世の中にはまだまだ、
 おまえたちが知らない事、おまえたちが知らないモノがいっぱいある。
 広い世界へ出て、正解を拾い集めるんだ。」

セシリー
「 広い世界へ出て 」

デイジー
「 正解を 」

エミリー
「 ひろいあつめる。 」

SE : グゥゥゥゥゥ

アル
「 あぁ、お腹へった。。。」

デイジー
「 ・・・台無し。」

ウェイバー三姉妹
「 ・・・・・ 」

 @アジャストテント

クリスティー
「 父さん、怪獣父さんたち連れてきたよ。」

ニール
「 やぁ、ウェイバーさん!良く来てくださいました!」

アル
「 お招き頂きありがとうございます。
 娘たちは此処の広さにびっくりしていますよ。」

ニール
「 おぉ、かわいい娘さんたちだ。紹介してもらってもいいですか?」

アル
「 あぁ、失礼しました。
 今、愉しそうに私と手をつないでいるのが、 
 3rdチルドレンのエミリーです。」

エミリー
「 こんにちは。」


ニール
「 こんにちは、エミリーちゃん。」

アル
「 それから、こっちのアッタマ悪そーなのが、
 2ndチルドレンのデイジーです。」


デイジー
「 失礼ね!そんな紹介の仕方あるぅ!? 」


ニール
「 おぉ、これが噂の口喧嘩ですね!こんにちは、デイジーちゃん。」

デイジー
「 あ!…こんにちは。」


ニール
「 アッタマ悪そーと思ってないから大丈夫だよ。」

デイジー
「 ( フォローになってない! ) 」


アル
「 で、このアッタマ良さそーなのが、
 1stチルドレンのセシリーです。」


セシリー
「 セシリーです。こんにちは。」


ニール
「 こんにちは。クリスティーがいつもお世話になってます。」

セシリー
「 いえ、そんな。
 。。。ちょっと父さんそんな紹介の仕方ってないでしょ! 」

デイジー
「 そーよ!」


アル
「 面白いかなーって、憶えてもらえるかなーって。
 ほら、我がウェイバー家(ウチ)は三人も居るから
 憶えてもらうには、面白く紹介しないとさ。」


デイジー
「 だからって!」


セシリー
「 料理の量減らすわよ。」

アル
「 いいもーん、此処で食べてくから。
 ところで、マッグレガーさん、お隣の御夫人は?」


ニール
「 あぁ、家内のジャクリーンです。」

ジャクリーン
「 みなさんいらっしゃい。こんにちは。」

ウェイバー三姉妹
「 こんにちは。」


アル
「 どうもはじめまして。
 私は、見た目は大人、心は子供
 ヲタナチルドレンのアル・ウェイバーです。
 真実は、いつも闇の中に葬り去られる!」

ジャクリーン
「 いつもクリスティーがお世話になって、すみません。」

アル
「 いいえ、我がウェイバー家(ウチ)は、クリスティーの停車駅ですから。」

ジャクリーン
「 え? 」

アル
「 いえ何でも。こちらこそ夕食を作りに来てもらって助かってます。
 マッグレガーさん、さっきから気になっているんですが、
 何故にトックを被りエプロンをして、
 まるでコックなごとくなコスプレをしてバーベキューを焼いているのですか? 」

ニール
「 いやぁ、私バベ奉行なんですよ。」

アル
「 …?
 ばばぶ、、、バオバブ? 」

デイジー
「 違うわよ、バベブ漁業よ。」

セシリー
「 二人とも言えてないわよ、バベブ牛よ。」

エミリー
「 さんにんともちがう!ばべぶぎょう! 」

セシリー、デイジー&アル
「 ・・・・・ 」

アル
「 で、何ですか?その、バベバブ、、、、、
     ってのは? 」

ニール
「 バーベキュー奉行の事ですよ。
 ガーデン・パーティーの時は、この格好にトランスフォームして、
 私がバーベキューを焼くんです。
 この格好になると気持ちが切り替わるんですよ。」

アル
「 そうなんですか。( トランスフォームではなく 変身! と言え! ) 」

 @テーブル

子供たちが楽しく立食しているのを、少し離れたテーブル席に座って見ているアル

ニール
「 どうぞ、食べてみて下さい。」

アルの対面に座り自分が焼いたバーベキューを勧めるニール

アル
「 いただきます。、、、
 うまいぞー! 」

ニール
「 よかった。」

アル
「 相当ご研究なさったモノとお見受け致しますが。」

ニール
「 いいえ、ただ焼いただけですよ。」

アル
「 ご謙遜をぉ。 」

ニール
「 このガーデン・パーティーは、年に一度開催(や)ってます。
 一年間頑張ってくれた社員(みんな)への感謝の想いをこめて。
 始めた頃は、どうしたら美味しく焼けるのか試行錯誤しましたが、私解ったんです。」

アル
「 ? 」

ニール
「 いつも、愛する人が自分のために作る料理を食べられるなら、
 料理人なんて要らない。
 という言葉を聞いて私解ったんです。」

アル
「 その言葉、私も賛成の賛成です。」

ニール
「 愛なんですねぇ。ま、私の場合は感謝の想いなんですがね。
 私がバベ奉行やるのもそうですが、クリスティーがお宅へ伺って料理をすること大賛、、
 賛成の賛成なんですよ。
 クリスティーの中に芽生えた
 誰かのために何かをしたいと思う気持ちを、大切にしてやりたいんです。
 ご迷惑でなければこのまま続けさせて下さい。」

アル
「 迷惑だなんて。とても助かってます。 もう焼かなくていいんですか?」

ニール
「 もう焼き尽くしました。今日はもう閉店です。」

トックを取りテーブルの上に置くニール

ニール
「 どうですか?娘さんたちとは。」

アル
「 ぶんばってはいますが、なかなかどうしてオトコの子育てってやつは大変ですよ。
 私、怪獣 なんて呼ばれてますがよっぽど、あいつらの方が怪獣ですよ。
 しかも3匹も。1対3じゃ勝ち目ありませんよ。
 …あのぉ、、」

ニール
「 はい? 」

アル
「 …生理の事ってどうしてますか?」

ニール
「 そういう事は妻に任せっきりですが。」

アル
「 …そ、そうです。普通はそうです! 」

ニール
「 …何かありましたか?」

アル
「 …実は、、生理の事で揉めまして。。。。。 」

ニール
「 あぁ… 」

アル
「 … 
   で!そちらはどうですか? 」

ニール
「 クリスティーと一緒に楽しめる事をみつけました!」

アル
「 ほぉ!」

ニール
「 星を見ることです!」

アル
「 ・・・そう、、ですか。。。 」

ニール
「 いやぁ楽しいですよ!プラネタリウムへ行こうと言ったんですが、
 本物を見るのがいい
 って。
 流れ星をみつけたり。でも、クリスティーの方がみつけるのが早くて。
 私はみつけられない事が多くて。。
 星と星を線で結んで自分オリジナルの星座を作る遊びをしたり。
 これって、仕事や人生も同じですよね。点と点を線で結んで考える。
 いやぁ、クリスティーは凄い!
 私が見たかった、クリスティーの笑顔を見る事が出来るようになりました。
 アル、あなたのおかげです…あ! アルとお呼びしても、、、」

アル
「 ええ構いませんよ。 ニール。」

ニール
「 私は星を見ていて時間が経つのも忘れてしまうんですが、
 クリスティーは星の動きで時刻が解るんです。
 家出して野宿してた時は、そうやって朝が来るのを待っていた事もあったそうです。
 でももう、何処へも行かせたりしません!」

アル
「 … 」

ニール
「 こないだ、大きい満月を見た時にクリスティーはこんな事を言いました。
 
◇ニールの回想◇
クリスティー
「 月は 表側しか地球に、私たちに見せていない。
 裏側は誰にも見せない。
 人もきっとそう。心の裏側は見せてはいない。」

 クリスティーの事情は分っていますが、私にはまだ
  月の裏側 
 は、見せていないと思います。
 きっと、深く傷付いていると思います。その傷を癒してやりたい。。。。」

アル
「 ………… 」

ニール
「 アル、セシリーちゃんの笑顔の行方は?」

アル
「 まだ行方不明です。」

ニール
「 そうですか………
 もしよかったら、ウェイバー三姉妹が生まれた時の事を話してもらえませんか?」

アル
「 え?
 いいですよ。
 出産には、3回とも仕事で立ち会えなかったんですが、アレはイヤなモノですよ。
 私には何も出来る事がなくてイライラしっぱなしで、仕事も手につかないですよ。
 こんな思いはもうしたくないと思ったのに、結局3回も経験しちゃいました。
 産まれたてのあいつらを抱く時は、決まって私ビビってました。
 落としちゃいけない! って。
 三人とも私が抱くと、大泣きし始めましてね。失礼な奴らですよ。
 私の腕の中で大泣きしてるあいつらを見てると、
 不思議と涙が出てきて、私も一緒になって泣いてました。
 つきなみですが、
 産まれてきてくれてありがとう。 ってそう思いました。
 …あいつらのためなら、
 そらだって飛べるし、生命(いのち)だって賭けられる……。」

ニール
「 …ありがとう、話してくれて。。。」

アル
「 いいえ。」

セシリー、デイジー、エミリーが楽しそうにバーベキューを食べる姿を見るアル

アル
「 セシリー、デイジー、エミリー、おまえたちの月の裏側は……。 」

突然、血の気の無い女性の顔がフラッシュバクし激しい頭痛に襲われるアル

アル
「 う"ぅぅ… 」

ニール
「 どうしました?」

アル
「 …頭痛です。。。。 」

ニール
「 大丈夫ですか?」

アル
「 …すぐに治まります。。。。 」

ニール
「 … 」

心配そうにアルを見ているニール

アル
「 …もう大丈夫です。すいません。」

ニール
「 アル、私で力になれる事があったら何でも言って下さい。
 私にとって、あなたはそれだけの価値のある人だから。」

アル
「 ありがとう、ニール。」

翌日・昼

 @ケイトの店

アル
「 バベブギョギョンのニールが焼いたバーベキューもおいしいけど、
 俺は、ケイトが作った料理が一番好きだ…。」

ケイト
「 え?何か言ったアル?」


「 ケイト!青い巨体なんかに構わなくていいから、
 早くしてくれ!腹へって死にそうだ!」

ケイト
「 待って、今すぐ持ってくわ!
 追加注文ならあとでオーダー聞くから、ちょっと待っててねアル。
 あぁ、何で今日はこんなに忙しいのかしら!いつもより3倍忙しいわ!」

テーブル席の客へ料理の乗った皿を持って行くケイト
その細腕にはたくさんの料理が乗った皿が何枚も乗せられている。

ケイトが目の前に居ない青い巨体であるアルの専用カウンター席で、
ケイトがこの世界に生み出した料理を、一人食べ続けるアル

アル
「 やっぱりおいしい…… 」


つづく


次回 : 「 不思議少女パステルエミリー  PASTEL ELILY 」

エミリー
「 けっさくかんせー! 」


「 笑ヱヴァ、いいと思うよ 」


□ エンド・ロール □

STARRING

アル・ウェイバー( バズ・マイヤー ) : 富田耕生

セシリー・ウェイバー( エレナ・スコットフィールド ) : 坂本真綾

デイジー・ウェイバー( マイア・トンプソン ) : 大谷育江

エミリー・ウェイバー( ウェンディー・スウィックス ) : 矢島晶子

クリスティー( メグミーナ・スミス ) : 豊口めぐみ
 
ケイト・リプリー( ジェイン・ウィープ ) : 戸田恵子

ニール・マッグレガー( ジョージ・ザック ) : 飯塚昭三




posted by 仮面ヒッシャー電脳< 俺、創造! 〕 at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1シリーズ MYD:T −新米親父と三人の娘たちと−  全13話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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