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2007年10月18日

第5話 「 4thチルドレン   Oh FATHER 」

アルによるオープニング・ナレーション :
「 前回の、『 My DAUGHTERS 』


アル
「 出入り禁止の反対なのだ。 」

セシリー
「 こっちのほうが絶対カワイイって。 」

クリスティー
「 そうかな。」

クリスティー
「 羨ましい。」

デイジー
「 アンタも自分ンちでやったら。 」

受話器の声
「 私は、ニール・マッグレガー。クリスティーの父親です。」


事件はリアルタイムで起こっているのである。 」



第5話 「 4thチルドレン   Oh FATHER 」

20:20:17

 @アルの寝室

アル
「 電話は、クリスティーのお父さんからだった。 」

セシリー
「 !
 どうしてウチの電話番号が判ったんだろう? 」


アル
「 探偵を雇って、クリスティーの居場所と、
 ウチの事を調べたそうだ。 
 だったら、クリスティーのことをむかえに来てやりゃいいのに。
 探偵雇うとか、ウチの事を調べるとか、気にいらねぇ。
 明日、会う事になったから夕食は要らない。
 会ったら、説教してやる。 」

セシリー
「 …。 父さん、 」

アル
「 ん? 」

セシリー
「 …もし、あたしが家出したらどうする? 」

アル
「 自分で探してむかえに行く。 」

セシリー
「 そう。 」

アル
「 不満か? 」

セシリー
「 んん。そんな。 」

アル
「 家出なんかしてる暇があったら、父さんにしがみついてろ。 」

セシリー
「 ( ちょっと恐い顔の時の父さんは、すごく恐い。でも… ) 」

 @WC前

WCから出てきたデイジーとはちあわせするアル

デイジー
「 あ!怪獣。
 …父さん、 」

アル
「 何だ? 」

デイジー
「 もし、あたしが家出したらどうする? 」

アル
「 デイジーよ、おまえもか? 自分で探してむかえに行く。 」

デイジー
「 そうなんだ、、 」

アル
「 そうだ。なんだ、家出すんのか? 」

デイジー
「 …してみようかな? 」

アル
「 そんな、父さんを試すような事、するだけ無駄だ。
 探すと言ったら探す。むかえに行くと言ったらむかえに行く。 」

デイジー
「 … 」

アル
「 家出なんかしてる暇があったら、父さんにしがみついてろ。 」

デイジー
「 ( ちょっと恐い顔の時の父さんは、すごく恐い。でも… ) 」

アル
「 解ったら、
 そこを、WCのドアの前からどいてくれ。父さん、もう漏れそうだ。 」

デイジー
「 ・・・台無し。 」

アル
「 台無しより父さんの生理現象の方が大切だ! 廊下に漏らされたいのか! 」

デイジー
「 解ったわよ、どきますよ。 」


18:03:12 翌日

クリスティーの父であるニール・マッグレガーが
会う場所と指定したビルの前に立つアル

アル
「 デケぇビルだなぁ、何階迄あるんだ? 」

 @1階エントランス中央にある警備員ブース

アル
「 あのう、すいません。 」

警備員1
「 え?何?何かの工事? おい、何か聞いてるか? 」

警備員2
「 いや、何にも。 」

アル
「 おい!人を見かけで判断するな!
 確かに俺は今、青いつなぎを着ている。しかしこれは、
 俺が仕事帰りに此処に来たからであって、
 何かの工事をしに来たわけでは決してない!
 オマエが今着ている、警備員のその制服と何が違っうてんだ!
 今のオマエを見たら、御先祖様が泣くぞ!
 エヌ・アイ・ジー・ジー・イー・アール
 を、繋げて発音してやろーかーっ! 」

警備員1
「 し、失礼致しました。」

アル
「 キツい事を言ってすまなかった。君なら解ってくれると思ったよ。 」

警備員1
「 御用件は何でしょう?」

アル
「 ニール・マッグレガーさんに、お会いしたいのだが。 」

警備員1
「 社長に?」

アル
「 …、
 社長っ?…… 」

 @社長室

アル
「 いや〜、眺めのいい部屋だねぇ〜。
 ‘ この街 ’が一望出来るぜ。
 そして、下を見ればペコポンの重力に魂を引かれたペコポノイドが歩いてるぜぇ〜。 」

SE : ドアが開く音

アル
「 ! 」

ニール
「 いやぁ、お待たせしてしまい、すいません。ニール・マッグレガーです。」

アル
「 どうも。
 ‘お待たせさせらている’ 間、
 この眺めのいい窓から、天と地の差を見させて頂きました。
 アル・ウェイバーです。
 クリスティーの友達のセシリーの父親です。あっ!既に御存知ですよね?
 私の事、我がウェイバー家の事はどこまでもマルっとお見通しですか?
 探偵のおかげで。…! 」

ニール
「 ま、お掛け下さい。 」

アル
「 座りますとも。 」

高級感たっぷりのソファの、ニールの対面に座るアル

背広の内ポケットから一枚の写真を出し、
二人が座るソファの間にあるテーブルに置くニール

ニール
「 貴方には不愉快かもしれませんが、
 私が雇った日本人探偵のシュンサク・バンが撮った写真です。
 登校中のお宅のセシリーちゃんとクリスティーです。
 …私は、この写真に写っているクリスティーのこんな笑顔を見た事がありません。」

アル
「 … 」

ニール
「 クリスティーが居なくなった時に、
◇ニールの回想◇

ジャクリーン・マッグレガー
「 あなた!クリスティーが居なくなりました! 」

ニール
「 何!?家出か?」

ジャクリーン・マッグレガー
「 おそらく。警察に連絡を!」

ニール
「 …待て!」

ジャクリーン・マッグレガー
「 え? 」

ニール
「 …待つんだ。」

ジャクリーン・マッグレガー
「 ? 」

ニール
「 クリスティーが帰ってくると信じて待つんだ。」

ジャクリーン・マッグレガー
「 … 」


待つと決めたんです。クリスティーが帰ってくると信じて、待つと決めたんです。」

アル
「 私なら待ちません。自分で探して自分でむかえに行きます。 」

ニール
「 私だって今すぐにでもむかえに行きたい。でも、それでは意味がないんです。
 私は、クリスティーに、
 マッグレガー家(ウチ)を帰ってくる場所だと、自ら解ってほしいんです。
 お宅と違い血の繋がりのないクリスティーと私は、これを乗り越える事で、
 父娘(おやこ)に成れる。私はそう信じています……いえ、
 それにしがみついているんです。
 全てはクリスティーの笑顔を見たいがためなんです。」

アル
「 …ウチは、血の繋がりがありますが、
 その写真のようなセシリーの笑顔を見た事がありません。 」

ニール
「!」

アル
「 わかりました。お宅のクリスティーをしばらくウチであずかります。 」

ニール
「 すみません、ご迷惑をおかけします。」

アル
「 いいえ。三人も四人も大差ないですよ。一人増えったって。 」

ニール
「 …クリスティーを信じるとは言ったものの、正直、
 不安がないわけではないんです。。。」

アル
「 マッグレガーさん、 」

ニール
「 ? 」

アル
「 貴方を信じるクリスティーを信じて下さい。 」

ニール
「 !
 ありがとう。
 …もしよろしければ、貴方の娘さん達の事をお聞かせ願えませんか?
 ウチは、結婚してから20年経つんですが、子供が出来なくて。
 クリスティーが始めての子で、わからない事だらけなんです。
 探偵の報告書には載ってない事を、是非貴方の口からお聞きしたい。」

アル
「 いやそんな、私だって、
 以前は仕事で忙しくしていて娘たちに何もしてやれなかったですから、
 わからない事だらけの新米ですよ。
 …えっと、
 その写真に写っている長女のセシリーは、
 本を読むのが好きで、料理が得意ってだけでウチの夕飯係をおしつけて、友達と遊ぶ時間を奪っています。
 その所為ばかりではないと思いますが、
 何か溝というか壁というかそんなモノをセシリーからは感じます。 」

ニール
「 … 」

アル
「 次女のデイジーは、 
 私の事 
  怪獣 って呼んで、
 何かにつけ私にカラんできていつも口喧嘩です。
 おまけに私の好きなマンゴープリンまで食べるんですよぉ。
  私だって好きなんだからしょーがないじゃない! なんて言って。
 でも、そうする事がデイジーの私とのコミュニケーションって事もマルっとお見通しなんですけどね。 」

ニール
「 … 」

アル
「 三女のエミリーは、
 いつもお絵描きしてる不思議少女です。
 私の事 
  ママじゃない奴 って呼ぶんですよ。
 そりゃぁ、私、男なんで、
 正解(あ)ってるちゃぁ正解(あ)ってるんですけどねぇ。どこで憶えてきたんだか。
 その上ねぇ、
 スキあらば家にお絵描きしようと狙ってるんです。私が購入した家にそんな事断固させません。
 でもこいつはねぇ、私が絵本を読んでやらないと眠れないんです。 
 にくらしいのにかわいい奴です。」

ニール
「 楽しそうですね。今の貴方の話ぶりで伝わってきます。 」

アル
「 いろいろ大変ですけど楽しいです。楽しまなきゃ損ですよ。
 子供は宝モノですから。
 私は子供の頃、買ってもらったおもちゃを宝モノにして毎日遊んで楽しんでました。
 今は、おもちゃが娘たちに変わった。 そんな感じですかね。 」

ニール
「 貴方はおもしろい事を言いますね。 」

アル
「 今の発言がデイジーの耳に入ったら、
  あたしたちは、おもちゃの代わりなのぉ! って、また口喧嘩ですよ。
 録音・録画はしてませんよね? 」

ニール
「 ははははは、していませんよ。ご安心下さい。 」

アル
「 ふぅ、よかった。
 貴方はクリスティーと楽しんでますか? 」

ニール
「 どうでしょう。クリスティーが何を好きなのかも解らない。
 それに、私は、宝モノを宝箱にしまっておくタイプでしたから。」

アル
「 それはいけませんねぇ。
 子供という宝モノは箱から出してこそ価値のあるモノです。
 クリスティーが好きなことに貴方がつきあう。
 逆に、
 貴方が好きなことにクリスティーをつきあわせる。
 または、
 ふたりが楽しめることを何か探す。探すことをまた楽しむ。
 こんなんでどすか? 」

ニール
「 参考になりました。」

アル
「 いえいえ。 
 ところでぇ、 」

ニール
「 ? 」

アル
「 あそこにある、マグ・エンタープライズ社のグループ図に載っている 
 アグネス社 と言うのは? 」

ニール
「 去年、我が社(ウチ)が買収した会社ですが。何か? 」

アル
「 買収… そうですかぁ。
 …折り入って、御相談が。 」

ニール
「 ? 」

20:49:41

 @ウェイバー家・アルの寝室

アルのベッドで隣り合わせに座っているセシリーとアル

セシリー
「 説教してきたの? 」

アル
「 いや、話し合いをしてきた。
 クリスティーのお父さんは、クリスティーが家へ帰って来るのを信じて待つそうだ。 」

セシリー
「 いいのかな、それで?クリスティーはむかえにきてくれるのを待ってるかもしれない。 
 むかえに来てくれなかったら、クリスティーはきっと傷付く。 」

アル
「 クリスティーの気持ちは、本人に聞かなきゃ判らん。ただ、 
 信じて待つほうが、
 探してむかえに行く事より辛くて大変な事だと、父さんそう思った。
 クリスティーのお父さんは敢えてそれを選んだ。父さんには出来ない事だ。 」

セシリー
「 … 」

20:52:41

 @ウェイバー家・キッチン

この日の夜も食器洗いをしているウェイバー家食器洗い係担当であるアルの後姿

アルを手伝うセシリーの後姿

アル
「 なぁ、セシリー、クリスティーが我がウェイバー家(ウチ)に来てからどれくらい経つ? 」

セシリー
「 さぁ? 」

アル
「 父さん知ってるんだぞ、 」

セシリー
「 知ってるならいいじゃない。 」

アル
「 違う、おまえは間違っている! 」

セシリー
「 何? 」

アル
「 クリスティーが我がウェイバー家(ウチ)に来てから
 父さんの分の料理の量が減っているという事を、父さんは知っているんだ。 」

セシリー
「 一人増えたんだから、どこか削らないとしょうがないじゃない。 」

アル
「 おい!セシリー、父さんはな、
 おまえたちを育てる為に毎日労働に勤しんでいるんだぞ!
 その父さんから料理の量を減らすとは何事かねっ!
 父さんが痩せ細って、力石徹みたいになってもいーのかねっ! 」

セシリー
「 リキイシトオル?誰よ? それより少し痩せたら? 」

アル
「 デブキャラで売って$を頂いている父さんは痩せるワケにはいかんのだよぉぉ!
 このドラマの契約書にだって記載されとるのだよぉぉ!
 力石はなぁ、力石はなぁー! 、、、」

セシリー
「 あたしたちは育ち盛りだから、料理の量を減らすわけにはいきません。 」

アル
「 あ!それもそうだ。。。
 なぁ、セシリーおまえからクリスティーにいつ帰るか聞いてくれよ。 」

セシリー
「 何ソレ?聞けるわけないでしょ! そんな事言うなら、 
 父さん自分でクリスティーが帰りたくなるように仕向ければいいでしょ?」

アル
「 うわ!何だそのいじめっ子な考え方は!父さん、いじめなんかしない!
 …セシリー、おまえ、いじめなんかしでかしやがったら、父さん許さないぞ。」

セシリー
「 しないわよ。
 父さん自分からクリスティーのこと預かるって言っちゃったんだから… 」

アル
「 そうだよなぁ…。なら!
 クリスティーが帰ることを信じる自分を信じる! 」

セシリー
「 そうじゃないでしょ!
 …やっぱり、父さんってクリスティーのお父さんみたいには出来ないのね。。 」

アル
「 出来なくて何が悪い。 」

セシリー
「 … 」

 @ウェイバー家・庭

アル
「 なぁにたそがれてるんだぁ?クリスティー。 」

クリスティー
「 !
 怪獣父さん。
 たそがれてるんじゃない。星を見てたの。」

アル
「 星?
 ほぉ〜、 俺が購入したこの家のこの庭からは、星がこんな風に見えたのか。
 なにもしらなかった。 」

クリスティー
「 …星はどんな人の上にも輝く 」

アル
「 え? 」

クリスティー
「 アタシの大好きな言葉。」

アル
「 …どんな人の上にも輝いて、そして照らしている。光は希望だ。
 なら、お星様を見ないともったいないな。 」

そう言うアルを見上げる笑顔のクリスティー
クリスティーを見つめ返すアル

アル
「 ( マッグレガーさん、すいません。俺のほうが父親である貴方より先に
 貴方が見たがっているクリスティーの素敵な笑顔見ちゃいました。ホント、すいません。。。。。 ) 」

突然、血の気の無い女性の顔がフラッシュバックし胸が苦しくなるアル

アル
「 う"ぅぅ… 」

胸を押さえるアル

クリスティー
「 どうしたの?怪獣父さん。苦しいの?」

アル
「 …大丈夫だ、すぐに治まる。。。。 」

クリスティー
「 …」

心配そうにアルを見ているクリスティー

アル
「 …はぁ、ほぅらもう大丈夫だ。心配かけてごめんな。 」

クリスティー
「 病気なの?」

アル
「 さぁ何だろうな?たまにあるんだ。 」

クリスティー
「 … 」

18:40:02

 @ウェイバー家・食卓 翌日

アル
「 あ! 」

デイジー
「 何よ!突然!びっくりするじゃない! 」

アル
「 クリスティー、おまえ俺のマンゴープリンちゃんを食っただろ! 」

クリスティー
「 え?」

セシリー
「 何事かと思ったらそんな昔の事ほじくり返して。大体何でこのTimingなのよ?
 人は時を支配する事は出来ないのよ。そんなに便利に成れるワケないのよ。
 それゆえに、過ぎ去った刻(とき)を振り返ってはいけない。
 〜♪振り向くなぁアル〜 男は過去を振り向かぬモノ振り向かぬモノ
    ただ明日へと明日へと永遠に〜いぃぃ♪ よ。」

アル
「 何で って、
 言おう言おうと思ってたけどいろいろあって言うの忘れてたんだよ! 」

デイジー
「 忘れる程のちいさい事でクリスティーの事責めてるんじゃないわよ!
 図体だけデカくてホンっト!心はちっさいわね! 」

アル
「 !
 デイジー、何故おまえがクリスティーの味方を? 」

デイジー
「 そんなの決まってるでしょ!友達だからよ! 」

アル
「 いつからだ? 」

デイジー
「 いつからだっていいでしょー! 」

アル
「 …
 !
 そもそもはだなぁ、
 デイジーおまえが、アグネス社製マンゴープリンちゃんを出したのがいけないんだろうが!
 アグネス社製マンゴープリンちゃんはなぁ、 
 いつも食べてるマンゴープリンちゃんの3倍のお値段で
 ペコポンの重力に魂を引かれたこの俺を、
 無限に広がる大宇宙(ヲヲぞら)へと導いてくれる
 金色(こんじき)に輝く食べ物なんだよ!
 それなのに!
 せっかく買ってきたこの俺が俺が買った俺の家で1個も食べられないなんて、
 こんな事あるか! 」

セシリー
「 3倍のお値段?あたし聞いてない。 」

アル
「 !
 …3倍っていうのはぁ、赤いアイツの事で、、、 」

エミリー
「 ママじゃない奴、$3倍ぷりん!$3倍ぷりん! 」

アル
「 エミリー、$3倍ぷりんっていうな! 」

セシリー
「 父さん!無駄遣いしないでよ! 」

アル
「 父さんが働き父さんが稼いだ$だ、使って何が悪い!
 …!
 エミリー、父さんをママじゃない奴ってよぶな! 」

デイジー
「 相当動揺してるわね、怪獣。エミリーにツッコミ入れるTimingが、遅い、遅いよ。
 こういう時、動揺した方が負けなのよね。おまえはもう負けている。 」

クリスティー
「 アタシ帰る。」

ウェイバー家の四人
「 え? 」

クリスティー
「 いままでありがとう。それと、、ごめんなさい。」

セシリー
「 謝ることなんかないよ。夕食の準備手伝ってくれて、あたし助かったし、それに、楽しかった。 」

アル
「 まぁ待て、帰るにしても、
 クリスティー、おまえがセシリーと一緒に作った夕食を済ませてからだ。
 最後の晩餐としゃれこもうぜ。 」

 @ウェイバー家・玄関

クリスティー
「 じゃ。」

アル
「 まぁ待て、車で送って行くよ。 」

セシリー
「 あたしも。 」

デイジー
「 あたしも。 」

エミリー
「 あたしも。 」

アル
「 だ そうだ。我がウェイバー家全員に送ってもらえるなんて、
 おまえは、LUCKY STARだぞ。 おまえの家を知らないからナビしてくれ。」

クリスティー
「 うん。」

20:34:54

 @クリスティーの家・門前

クリスティー
「 ここでいい。」

アル
「 え?まだ、門の前じゃないですか?家の入り口まで送りますよ。
 なんですか、歩くならここからがいいよ とでも言うのですか? 」

クリスティー
「 うん、自分の足で歩いて帰る。」

アル
「 … 」

 @車外

トランクから荷物を降ろすアル

アル
「 キャスター付トランクに学校の制服まで入れて、家出してくるとはな。ほれ。」

キャスター付トランクをクリスティーに渡すアル

セシリー
「 あした学校でね。」

デイジー
「 また夕食作りに来てね。」

エミリー
「 ばいばい。」

アル
「 お父さんと仲良くな。 」

クリスティー
「 父さん次第。」

アル
「 おまえ次第でもあるんだぞ、クリスティー。 」

クリスティー
「 …うん。 じゃあね。」

門の中へ入っていくクリスティーを見送るウェイバー一家

 @クリスティーの家・玄関前

開く扉

そこに ニール・マッグレガーの姿あり

ニール
「 クリスティー、どうだ?家出は楽しかったか? 」

クリスティー
「 …最初は、楽しかった。。。でも、だんだんつまらなくなってきた。
 別に!父さんと母さんを困らせようと思って家出したワケじゃないの!
 セシリーの家が、怪獣父さんが面白くて楽しそうと思って行っただけなの。
 それなのに、だんだん、みんなが口喧嘩してるの見てたら
 アタシだけ違うって、入っていけないって、
 ここはアタシの居るところじゃないって、
 そう思えてきて急にさびしくなって… 
 …父さんも、母さんもさびしいのかなって、心配してるのかなって… 」

ニール
「 さびしかったよ、心配したよ。 」

クリスティー
「 なら!むかえに来てほしかった!!」

涙が流れ出すクリスティー

ニール
「 むかえに行きたかったさ!
 でも父さんは、クリスティーおまえが帰って来るのを信じて待つことにした。
 ここが、この家がおまえの居るべき場所であり帰る場所と解って
 そして、自分の意思で自分の足で帰って来るのを信じて待つことにした。
 残念だけど、ウェイバーさんのお宅は、おまえの家じゃない。 
 解ってくれたんだね、ここがおまえの家だということを。 」

クリスティー
「 …ごめんなさい、心配かけてごめんなさい。もうどこへも行かない……」

ニール
「 おかえり、クリスティー。 」

泣いているクリスティーを優しく抱きしめるニール

クリスティー
「 ただいま、父さん。」

ニールにしがみつくクリスティー

ニール
「 一緒に楽しい事をみつけよう。 」

ジャクリーンの目にも涙

20:43:11

 @ウェイバー家の車 内

アル
「 あ〜ぁ、お屋敷入りたかったなぁ〜。 」

セシリー
「 え?どういうこと? 」

アル
「 見たろう、あの、ゼダンの門、いやデッカい門を!
 あの奥にはお屋敷があるに決まってる。 」

デイジー
「 どうしてそんな事言い切れるのよ。 」

アル
「 あそこはなぁ、マグ・エンタープライズ社の社長の家だぞぉ。
 クリスティーはな、マグ・エンタープライズ社の社長の養女なんだよ。 
 お嬢様なんだよ。」

セシリー&デイジー
「 えぇ? 」

アル
「 あれ?言わなかったっけっかぁ? 」

セシリー
「 まさか?お屋敷に入りたくて車で送るって言い出したの? 」

アル
「 もちコース。その通り。 」

デイジー
「 あんたって人はぁぁ! 」

17:43:09

ケイトの店 翌日

ケイト
「 一件落着ね。 」

アル
「 あぁ。… 」

ケイト
「 うかない表情(かお)ね。 」 

アル
「 信じて待つなんて出来ない俺は娘たちを信じてないのかな?って。 」

手にした写真を見ながらそう言ったアル

ケイト
「 心配性で過保護なんじゃない。 」

アル
「 かな。
 セシリーとデイジーが、
 「 家出したらどうする? 」
 なんて聞くもんだから、
 「 自分で探してむかえに行く 」 
 って言ったらそれ聞いてあいつら、ちょっと嬉しそうな表情(かお)だった。」

ケイト
「 ならいいじゃない。
 アルとマッグレガー社長、ウェイバー家とマッグレガー家でやり方が違っていても、
 父娘(おやこ)で気持ちが繋がっていれば。
 気持ちが繋がっていない家族なんかいっぱい居るんだから。ラッキーよ。 」

アル
「 そうだな。 」

アルが手にしている写真は、
ニール・マッグレガーに雇われた探偵が撮った、
クリスティーとセシリーの笑顔が写っている写真の右半分、
セシリーが写っている側だった。

アル
「 俺はいつこの笑顔を見られるんだ? 」   

21:00:26

 @マッグレガー邸・庭 数日後

庭で寝転び夜空を見ているクリスティーとニール

クリスティー
「 あ!流れ星!」

ニール
「 どこ? 」

クリスティー
「 遅い、遅いよ父さん。」

ニール
「 はぁ。
 おまえは星を見るのが好きだったんだな、クリスティー。 」

クリスティー
「 うん。家出して行くところ無かった時はこうしてた。」

ニール
「 もう家出する必要なんてない。 」

クリスティー
「 ありがとう、父さんのおかげ。
 星はどんな人の上にも輝く。」

ニール
「 え? 」

クリスティー
「 あたしの大好きな言葉。これを怪獣父さんに言ったら、
◇クリスティーの回想◇
アル
「 …どんな人の上にも輝いて、そして照らしている。光は希望だ。
 なら、お星様を見ないともったいないな。 」

 だって。」

ニール
「 あの人は面白い人だ。
 クリスティー、私は光になっておまえの未来を照らすよ。 」

クリスティーの手を握るニール
ニールの顔を見るクリスティー
クリスティーの顔を見るニール

ニール
「 あ!流れ星!」

クリスティー
「 え?どこ?」

ニール
「 おそい、おそいよ、クリスティー。 」

クリスティー
「 もう、父さんったら〜。」

ニール
「 ふふ、、、 」

クリスティー
「 ふふ、、、」

なんだか愉しくて笑い出すふたり

ニール
「 ( クリスティー、おまえのその笑顔が見たかったんだ… ) 」

17:00:03

 @ザイウォン学園初等部・下校路 翌日

エレノア
「 デイジー、家出しないの? 」

デイジー
「 やめとく。それ程不満があるわけでもないしね。 」

エレノア
「 ふぅん。 」

17:58:37

 @ウェイバー家・キッチン

エミリーの手を握り鼻歌を歌いながらキッチンへ来るアル

エミリー&アル
「〜♪ロッテリアの羊♪」

アル
「 マリーンズはいつだてクライマックスだぜぇぇ〜っ! 」

そして、帰宅のあいさつ

アル&エミリー
「 ただいま〜。」

エミリー
「 あ!クリスティーがいる! 」

アル
「 何だおまえ、また家出してきたのか? 」

クリスティー
「 あたしを見たら、家出しかイメージ出来ないの?」

セシリー
「 夕食の手伝いに来てくれてるの。 」

アル
「 あ、そいつはどうも。 」

クリスティー
「 毎日ってわけにはいかないけど、あたし手伝いに来るから、
 セシリーに遊ぶ時間をあげてよ怪獣父さん。」

アル
「 ああ。 」

クリスティー
「 よかったね、セシリー。」

セシリー
「 ありがとう、クリスティー、ありがとう、父さん。 」

嬉しそうなセシリーを見ているアル

アル
「 … 」

19:53:06

 @食卓

一同「 ごちそうさまでした!」

 @居間

アル
「 さぁ、WOTA.tvを観るぜ。今日は、〜♪Xabungle Xabungle♪の日だぜ! 」

居間のソファに座るアル

クリスティー
「 わぁい、怪獣父さんはあたしの2人目の父さぁん。」

アル
「 うわっ!しがみつくな!ドキッとするじゃないか!
 ( おチチが当たってんだよ!
 他人様のお嬢様であるクリスティー、おまえのおチチが俺の右腕に当たってるんだよ! )
 クリスティー、
 俺はおまえの怪獣父さんじゃないし、
 おまえを、4番目の娘として認知した憶えもなぁい! 」

クリスティー
「 いいじゃない。本当の父さんと仲良くなれたのは、 
 怪獣父さんのおかげなんだから!
 細かい事気にして、図体はデカいのにホント、心はちっさいね!」

アル
「 おまえが言うな! 」

エミリー
「 ママじゃない奴はエミリーのものなのぉ! 」

アル
「 お"!
 じゃんぷしてはらにとびつくな!エミリー!
 いま、たべたものがくちからとびだしちまうだろうが! 」

デイジー
「 ちょっと炊事係!あたしの怪獣に何やってんのよ!
 父親が二人たぁ生意気な! 」

デイジー
「 おまえは左腕かぁ!デイジー!気持ち悪い。 」

デイジー
「 気持ち悪いって何よ!しがみつけって言ったでしょう! 」

クリスティー
「 セシリーもおいでよ!この着ぐるみで遊ぼうよ!ぬいぐるみより楽しいよ。」

食卓で、一人遠巻きに見ているセシリーに声をかけるクリスティー

アル
「 誰が着ぐるみだぁ! 」

セシリー
「 父さん。 」

アル
「 うげ!おまえはソファ越しの背後からかセシリー。チョーク入ってる、く"苦"しい、、、
 でも、父さんモテモテだってばよ!みんなしがみつけ!これでいいのだ! 」


つづく


次回 : 「 コックのコスプレ、その娘と友人  GARDEN PARTY 」

アル
「 行きますともですともーっ! 」


「 ガーデン・パーティーがアルを呼ぶ 」


□ エンド・ロール □

STARRING

アル・ウェイバー( バズ・マイヤー ) : 富田耕生

セシリー・ウェイバー( エレナ・スコットフィールド ) : 坂本真綾

デイジー・ウェイバー( マイア・トンプソン ) : 大谷育江

エミリー・ウェイバー( ウェンディー・スウィックス ) : 矢島晶子

クリスティー( メグミーナ・スミス ) : 豊口めぐみ
 
ケイト・リプリー( ジェイン・ウィープ ) : 戸田恵子

ニール・マッグレガー( ジョージ・ザック ) : 飯塚昭三



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