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2007年10月09日

第2話 「 女の敵   ENEMY OF DAUGHTERS 」

アルによるオープニング・ナレーション :
「 やぁ、皆さん、
 『 My DAUGHTERS 』 を、ご存じですかな?
 さよう、これは、私 アル・ウェイバーと暮らす
 三人の美人姉妹のこと。
 彼女たちの事は妻に任せっきりだったのですが、
 私 アル・ウェイバーが育てる事になりました。
 彼女たちとの生活がいかが相成りますか
 是非、あなたに読んで頂きたいのです。 」


アヴァン・タイトル :

 @ウェイバー家・食卓

アルの食べる姿を凝視しているデイジー
そして、募るイライラ

デイジー
「 ごちそうさま。 」

席を立ち自分の部屋へ戻るデイジー

アル
「 おい、まだ残ってるじゃないか。ちゃんと食べろ!朝迄もたないぞ。
 ったく、何だ、あいつ、もったいないなぁ。
 残りは、父さんが食べてもいいよね?答えは聞いてなぁい。 」

デイジーの分の料理が乗っている皿を、自分の手元に持って来てそれを食べるアル

アル
「 これでいいのだ!
 エミリー、ピーマンもたべなさい! 」

エミリー
「 ピーマンはあたしのことよんでないもん。 」

アル
「 そぉかぁ〜?とうさんには
 ピーマンが エミリーとひとになりたい っていってるのがきこえるぞぉ。 」

セシリー
「 ……… 」

デイジーのことが心配なセシリー

第2話 「 女の敵   ENEMY OF DAUGHTERS 」

 @セシリー&デイジーの部屋

ベッドで横になっているデイジー
部屋に入ってくるセシリー

セシリー
「 父さん、あんたの分食べちゃったわよ。 」

デイジー
「 怪獣ならぞうさもない事。いずれ地球上の全食料を食い尽くすわ。そして、
 人類さえも餌食になるのよ。 」

セシリー
「 ・・はぁ、あんたの妄想癖は父さん譲りよね。 …来たの? 」

デイジー
「 来ないからもっとイライラしてるの。怪獣のあの食べ方、ホント、イライラする! 」

セシリー
「 準備はしてあるでしょ? 」

デイジー
「 もちろん。でも…
   
◇ デイジーの回想 ◇

   デイジー
   「 …アレが来るとどんな感じ? 」

   エレノア
   「 最悪。アレは出るし。お腹痛くなるし。憂鬱よ。 」

   デイジー
   「 … 」


 その日を願っていたはずなのに、今は怖いの… 」

セシリー
「 心を強く持って、デイジー。あたしの経験談と対処法を話してあるでしょ。
 あんたなら大丈夫。あたしの妹なんだもん。
 それになにより、怪獣の娘なんだから。 」

デイジー
「 それは、おねぇちゃんも! 」

セシリー
「 ふふ。 」

デイジーの肩を抱くセシリー

 ◎数日後 ウェイバー家 夕食後

デイジー
「 おねぇちゃん、来てーっ! 」

WCからセシリーを呼ぶデイジーの声
駆けつけるセシリー

セシリー
「 どうしたの? 」

デイジー
「 。。。来た。 」

アル
「 どーしたっ!? 」

WOTA.tvを録画したビデオを観るのを一時停止して駆けつけたアル

セシリー
「 来ないで! 」

手を伸ばしアルの突進を食い止めるセシリー

アル
「 …うぅ、セシリーの奴掌からATフィールドを発生していやがる、
 これ以上は近づけない。一時退却だ。 」

居間に戻るアル

セシリー
「 おめでとう、大人の仲間入りね。 」

デイジー
「 …うん。 」

アル
「 大丈夫か?どうしたんだ?デイジー。 」

デイジー
「 …! 」

デイジー、突如走り出し2階の自分の部屋へ

アル
「 おいこら!何か言え!父さん心配してんだぞ! 」

セシリーもその場を去ろうとする

アル
「 待て!セシリー。おまえには話してもらうぞ。
 今、デイジーに何が起きてるんだ?
 今、我がウェイバー家では何が起きてるんだ? 」

セシリー
「 …デイジー、アレが来たのよ… 」

アルとは目を合わせずにセシリーは言った

アル
「 … アレ ? 」

セシリー
「 …生理。。。 」

アル
「 ! 何でそんな大切な事言わなかったんだ! 」

セシリー&デイジーの部屋へ走るアル

セシリー
「 ちょっと待ってよ!父さん! 」

 @セシリー&デイジーの部屋前

アル
「 おい!デイジー、父さん おまえと話したい事がある!
 どうして生理の事、言わなかったんだ! 」

デイジー
「 !、あんた馬鹿ぁ!? 」

アル
「 !、 入るぞ! !、鍵がかかってる!? 」

セシリー
「 いい加減にしてよ、父さん!
 デイジーは、今、不安定なんだから、そうっとしておいてあげて! 」

アル
「 だって、生理なんだろう?大切な事じゃないか!
 何でそんな大切な事を、おまえたちは父さんに言わないでこそこそしてんだ?
 父さんはおまえたちの父さんなんだから知る権利があるだろうが! 」

セシリー
「 父さんが父さんだからよ。 」

アル
「 は? 」

セシリー
「 父さんが、男だから。。。  男に出来る事ある?」

アル
「 ……。父さん、おまえたちの事知りたいんだ、知っておきたいんだ。
 今迄は、仕事が忙しくておまえたちの事、見てやれなかったから…。
 セシリー、おまえもあったのか? 」

セシリー
「 あたりまえじゃない! 」

アル
「 …今もか? 」

セシリー
「 …!、そうよ! もう!父さん今すぐここから居なくなって! 」

アル
「 … 」

いそいそとその場を立ち去るアル

 @ウェイバー家・キッチン

今夜も食器洗いをしているウェイバー家食器洗い担当であるアル

アル
「 セシリーのやつ、今夜は来ないか… 」

 @エミリーの部屋

エミリーに絵本を読んで聞かせているアル

アル
「 …すると、天使が言いました。。 」

既に眠っているエミリー

アル
「 おやすみ、また、あした。 」

エミリーの寝顔にキスをするアル

 @セシリー&デイジーの部屋前

立っているアル
ためらいがちにドアノブに手を伸ばすも、鍵がかかっている。

アル
「 … 」

 @WC

就寝前のトイレタイム・アル

ふとゴミ箱に目が行く

アル
「 …今、このゴミ箱の中には、デイジーのアレの証拠の品が入っているはず。 」

ゴミ箱に手を伸ばすアル

アル
「 ぐ…ぐ…ぐ… 」

そしてついに、ゴミ箱の蓋に手を置くアル

アル
「 …う"ぅぅ… !、俺、変態?開けてはならぬ。 」

ゴミ箱から手を放すアル


 @ケイトの店・夕方

アル
「 …今日で3日目だよ……。
 我がウェイバー家の三人娘は俺と目を合わせようともせず、話もしてくれない。
 今夜も、無限の無言が俺を襲いに来る!
 怖いよぉ、おウチに帰りたくないよぉ、夕食(ごはん)がおいしくないよぉ…。 」

ケイト
「 そう、それで、ここのところ、元気が無かったのね。早く言ってくれれば良かったのに。 」

アル
「 どうしたらいい? 」

ケイト
「 自分で考えましょう。 」

アル
「 ええぇぇ。。。! 」

ケイト
「 いくら親でも、年頃の女の子に生理の事聞くなんて。
 この件に関しては、アル、あなたが120%悪いわ。 」

アル
「 おろ。。。100%超えてるの。。。 」

ケイト
「 アル、
 女は男が踏み込めない 絶対領域 がある
 神秘なイキモノだという事に
 いい加減気付きなさい。 」

アル
「 … 」

ケイト
「 たとえ、あなたの子供でも、女は女。
 子供だっていつまでも子供じゃないわ。成長するのよ。成長して親から離れていく。
 悲しいけど、コレ現実なのよね。
 あたしだってあなただってそうだったでしょ。 」

アル
「 … 」

 @ウェイバー家・食卓

無言の食卓

アル
「 …なぁ、悪かったよ、謝るよ、御免。
 だから何か話そうよ。何か話して食べてないとおいしくないだろう?
 エミリーまで黙ってなくていいだろう? 」

ママじゃない奴であるアルのフリに答えようとするエミリー
それを阻止するデイジーの鋭いEYE BEAMがエミリーを襲う

エミリー
「            」

その効果は絶大だ。

アル
「 … 」

 @アルの寝室

アル
「 …あ、エヴァか?俺だ。 」

受話器の声
「 ア・エヴァカ・オレダ なんて名前の人、わたくしの知人にはおりませんし、
 我がヤマデラ家もお付き合いがございません。 」

アル
「 …く! メンドくせぇ奴だな! わたくしアル・ウェイバーと申します。
 Ms.エヴァ・ヤマディラ御在宅でしょうか? 」

受話器の声:エヴァ
「 あ〜ら、兄さん、ハロッ、ゲンキィ? 」

アル
「 元気じゃねぇよ。実は… 」

受話器の声:エヴァ
「 …そりゃぁ、兄さんが悪い シンクロ率400%ね。 」

アル
「 よ、400%!? どうしたらいい? 」

受話器の声:エヴァ
「 そんな事自分で考えればぁ〜、兄さん。 」

アル
「 考えてるさ、
 だからこうやって
 女であるおまえからアドバイスしてもらおうと電話してんのに!
 タダじゃねぇんだぞ!
 それが同じ両親から産まれ出(い)でた、 たった一人の兄に対して言う言葉か!
 エヴァ、おまえの心に兄に対する愛は宿っているのか! 」

受話器の声:エヴァ
「 何よ電話代ぐらい!
 幾つに成っても、図体ばかりデカくて、心はちっさいのねぇ!
 ……宿っているから、厳しい事も言えるのよ。 」

アル
「 … 」

受話器の声:エヴァ
「 母さんに聞いてみればぁ〜。 」

アル
「 …それは… 」

受話器の声:エヴァ
「 じゃ、頑張ってぇ〜、怪獣父さ〜ん。 」

アル
「 く! ぶんばらせてもらうよ、おまえのアドバイス無しでなぁ。あ!
 コウに、いつもフィギュアありがとうって言ってくれ。
 ヤマディラ's・ボーイズによろしくな。 」

受話器の声:エヴァ
「 コウと子供たちに伝えておくわ。あ!
 それと兄さん、
 我が家は 
 ヤマデラよ。
 ヤマディラじゃなくってよ。クークックーーッ。 」

アル
「 解ってるよ!発音出来ねぇんだよ!… 」

受話器の声:エヴァ
「 おやすみ。 」

アル
「 ああ、おやすみ。 」

 @ヤマデラ家・居間

エヴァ
「 怪獣兄貴が、 いつもフィギュアありがとう だって。 」

コウ
「 義(お)兄さん何だって? 声真似は似てなかったよ。 」

エヴァ
「 デイジーの生理の事でもめて、三姉妹が話してくれないんだってぇ〜。 声真似は別に。。。 」

コウ
「 デイジーはもう生理かぁ。男の子二人の我が家(ウチ)には無縁だな。 」

エヴァ
「 娘の生理の事で、あなたを悩ませたいわ〜。 」

コウ
「 今からでも遅くないね。」

エヴァ
「 そぉ〜よぉ〜。 」

 @アルの寝室

アル
「 クソ!女なんて!どいつもこいつも、
 俺の事を理解出来ない便秘なイキモノだぁぁぁ! 」

怒りでベッドに蹴りを入れるアル

アル
「 痛ぇーーーっ! 足の裏で蹴ろうと思ったのに、足の甲が当たっちまったぁ! 」


 @ウェイバー家・食卓

アル
「       」

セシリー
「       」

デイジー
「       」

エミリー
「       」

全員無言の夕食

デイジー
「 ( こ、これは何?何故怪獣までもが声を発さないの? ) 」

席を立ち自分の寝室へ入るアル

デイジー
「 …怪獣の奴、全部食べてない。もったいない。
 残りはあたしが食べるけどいいよね?答えは聞いてなぁい! 」

アルの分の皿を手元に持って来てそれを食べるデイジー

デイジー
「 これでいいのだ!      …おいしくない。。。 」

セシリー
「 エミリー、父さんの事スパイしてきて。 」

エミリー
「 らざぁー! 」

デイジー
「 エミリー行かなくていいわよ。 」

エミリー
「 どっちのいうこときけばいいの? 」

セシリー
「 あたし。 」

エミリー
「 にんむりょうかい! 」

デイジー
「 … 」

アルの寝室へむかうエミリー

デイジー
「 おねぇちゃんは怪獣に甘い。 」

セシリー
「 さすがにこれはやり過ぎよ。 」

デイジー
「 おねぇちゃんは、傷付いてないから。。。 」

セシリー
「 あたしだって傷付いたわよ。でも、
 最初に言っておけばよかったかもって。
 そうすれば、父さん、心の準備が出来たかもって。 」

デイジー
「 …やっぱりおねぇちゃんは怪獣に甘い…。あんな、女の敵に。 」

セシリー
「 あたしたちは、父娘(おやこ)なのよ。
 戦争してるんじゃない。
 こんな生産性の無い事してたって意味が無いわ。」

デイジー
「 … 」

セシリー
「 それに、怪獣だからいろいろ教えてあたしたちが進化させないといけないのよ。 」

デイジー
「 … 」

 @アルの寝室

アル
「 あんな事したって、メシが不味くなるだけだな。。。 」

ベッドで横になり涙を流しているアル
突然、血の気の無い女性の顔がフラッシュバックし、
激しい頭痛に襲われるアル

アル
「 う"ぅぅ…痛ぇぇ…  」

エミリー:音リー
「 ママじゃない奴、ママじゃない奴。 」

そう呼びながらドアをノックするエミリーの声

アル
「 …くそ、こんな時に、頭に響くじゃなぇか… 」

涙を拭い激しい頭痛に耐えながらベッドから起きドアに向かうアル

 @アルの寝室・前

開く扉

アル
「 …どうした?エミリー… 」

エミリー
「 だっこして。 」

エミリーを抱き上げるアル
頭痛が治まる

アル
「 エミリーはとうさんとはなしてくれるのか? 」

エミリー
「 うん。 」

アル
「 ありがとう。ごはんは? 」

エミリー
「 まだ、たべてるとちゅう。 おねぇちゃんたちおこってる。 」

アル
「 そうだな。とうさんのせいだ。とうさんがおこらせっちゃた。どうしたらいいとおもう? 」

エミリー
「 あやまる。 」

アル
「 もうあやまってるよ。それでもゆるしてくれない。 」

エミリー
「 ゆるしてくれるまであやまる。 」

アル
「 それでもゆるしてくれなかったら? 」

エミリー
「 ゆるしてくれるあやまりかたをかんがえる。 」

アル
「 そうか、それはぐっどあいでぃあだな。
 よし、とうさんゆるしてもらえるあやまりかたをかんがえちゃうぞ。
 ありがとう、エミリー。ごはんたべにもどりなさい。 」

エミリー
「 うん。ぶんばれぇ、ママじゃない奴。 」

アル
「 ぶんばります! 」

食卓へ戻るエミリーを見ているアル

◇アルの回想◇

エミリーに絵本を読んで聞かせているアル

アル
「 …すると、天使が言いました。。 」

既に眠っているエミリー



アル
「 …あ! 」

 @ウェイバー家・食卓

セシリー
「 どうだった? 」

エミリー
「 おねぇちゃんたちをおこらせたのはとうさんだ って。 」

セシリー
「 それから? 」

エミリー
「 ゆるしてくれない って。 」

セシリー
「 それから? 」

エミリー
「 だから、あたしが、
 ゆるしてくれるあやまりかたをかんがえればいい っておしえてあげた。 」

デイジー
「 余計な事を! 」

セシリー
「 デイジー! 」

デイジー
「 ふん! 」


 @セシリー&デイジーの部屋

鳴り響く目覚まし時計を止めるセシリー
デイジーはまだ深い眠りの中に居る
ベッドから起きると、
ドアの下に二通の封筒がある事に気付き、傍に行きそれらを拾い上げるセシリー

セシリー
「 …何? 」

“ Lady CECILY   Dady”   セシリー殿へ  父より

“ Lady DAISY    Dady”   デイジー殿へ  父より

セシリー
「 …父さんから? 」

デイジー宛の手紙をデイジーの机の上に置き、自分宛の手紙を読み始めるセシリー

アルによるセシリー宛手紙の朗読 :

セシリー殿

拙者はそなたに、
男が踏み込めない 絶対領域 があるという事を忘れていたでござるよ。
その事に因りそなたの心を傷付けた事、本当にすまぬ。申し訳ない。
何度謝っても謝り切れるものではござらん。
しかし、拙者を親として認めてくれるのであれば、
今一度、チャンスを与えては下さらぬか?
最初で最後のチャンスを。
月に一度そなたの事を襲う
 現象 がいつ頃来るのかを
この手紙の余白に記し拙者の寝室へ入れておいては下さらぬか?
さすれば、拙者はそれを心に刻みそなたの事を気遣う事が出来るよって。
それと、
デイジー殿の事では、
そなたが居てくれおかげで本当に助かったでござるよ。かたじけない。

父より


セシリー
「 父さんったら。 」

 @ウェイバー家・食卓

朝食を食べているアルとエミリー
そこへやって来た制服姿のセシリー

セシリー
「 父さんおはよう。エミリーおはよう。 」

言い終えるとシリアルを自分専用ボウルに入れ牛乳をかけ食べ始めるセシリー

エミリー
「 おはよう。 」

アル
「 おはよう。…はにゃ? 
 いま、おねぇちゃんは、とうさんに おはよう
 っていったか?エミリー。 」

エミリー
「 いったねぇ。 」

アル
「 ! 」

笑顔でセシリーを見るアル

アル
「 …おはよう。 」

セシリー
「 …おはよう。 」

笑顔で見つめ返すセシリー
見つめ合うアル、セシリー父娘(おやこ)

デイジー
「 あ!デイジーの寝坊助め、起こしてくるか。 」

 @セシリー&デイジー部屋・前

アル
「 デイジー、いつまで寝てるんだ!起きろ!遅刻するぞ! 」

そう言いながらドアをノックしまくるアル

 @セシリー&デイジー部屋・中

デイジー
「 うるさいわね、ちゃんと読めないじゃないよ。 」

アルによるデイジー宛手紙の朗読 :

デイジー殿

拙者はそなたに、
男が踏み込めない 絶対領域 があるという事を忘れていたでござるよ。
その事に因り
そなたの大人への第一歩を嫌な思い出にして
そなたの心を傷付けた事、本当にすまぬ。申し訳ない。
何度謝っても謝り切れるものではござらん。
しかし、拙者を親として認めてくれるのであれば、
今一度、チャンスを与えては下さらぬか?
最初で最後のチャンスを。
月に一度そなたの事を襲う
 現象 がいつ頃来るのかをこの手紙の余白に記し
拙者の寝室へ入れておいては下さらぬか?
さすれば、拙者はそれを心に刻みそなたの事を気遣う事が出来るよって。

父より


デイジー
「 …何これ。きったない字。 」

 @セシリー&デイジー部屋・前

アル
「 おい!デイジー! 」

突然開いた扉に顔面を強打するアル

アル
「 痛ぇ! 」

制服姿で部屋から出てくるデイジー
痛がるアルを見て一言

デイジー
「 あんた馬鹿ぁ!?  …いってきます。 」

アル
「 メシは? 」

デイジー
「 要らない。 」

1階へ降りるデイジーを見送るアル

アル
「 …やっと話してくれた。 」

 @ザイウォン学園・初等部・カフェテリア・昼食時

エレノア
「 どう?アレは?デイジー。」

デイジー
「 あぁ、現象ね。まだ慣れないわ。 」

エレノア
「 ふぅん。    現象?」

デイジー
「 あ、ウチの怪獣がアレの事、そう名付けたの。 」

エレノア
「 ふぅん。センス無いね。」

デイジー
「 怪獣だからね。 」

 @ウェイバー家・キッチン

夕食の支度中のセシリー&デイジー

セシリー
「 父さんに返事出した? 」

デイジー
「 うん。 」

セシリー
「 出したんだ! 」

デイジー
「 最初で最後 なんて、必死さが痛くて。…いつもの父さんがいいから。。。 」

セシリー
「 … 」

デイジー
「 …!、そろそろ、口喧嘩してあげないと可哀相だからさぁ。 」

セシリー
「 あんたが口喧嘩したいんでしょう?父さんとぉ。 」

デイジー
「 違いますぅ、してあげるんですぅ。 」

エミリー
「 ただいまー。 」

アル
「 ただいま。 」

寝室へ直行するアル

デイジー
「 テンション低っ! 」

セシリー
「 寝室へ一目散よ。 」

 @アルの寝室

ドアを開け中へ入るアル

アル
「 ふんがぁ!ヤバい!踏んじまった! 」

セシリーとデイジー二人からの手紙を踏んでしまったアル
拾い上げながら埃を掃う。

アル
「 踏まない場所に置いとけってんだ。 どれどれ。」

ベッドに座り二人の手紙を読み始めるアル

アル
「 う〜ん、セシリーは、月の上旬か。
 で、デイジーは?下旬かぁ。って今だろうって。…はにゃ? 」

デイジー宛封筒の
“ Dady ”の横にデイジーが書き足した
“ nosaur ”に気付くアル

アル
「 なるほど、そういう事か。 」

 @ウェイバー家・WC前

WCから出てきたデイジーとはちあわせするアル

アル
「 …デイジー殿、大丈夫でござるか? 」

デイジー
「 …売るほどいっぱい出たわよ!アタシはもう大人。 」

アル
「 う"ぅぅぅ、食事前に聞かなきゃよかった、気持ち悪くなってきた。。。 」

デイジー
「 気持ち悪いですってぇ! 」


 @ケイトの店 翌日・昼食時

アル
「 あのさぁあのさぁ、
 怪獣父さん が、
 “ Dady ” と “ Dinosaur ”の
 “ nosaur ”をくっ付けたモノって事知ってた? 」

ケイト
「 やっぱりね。 」 

アル
「 え? 」

ケイト
「 今頃気付いたの?アル。 」 

アル
「 ・・・・・・・・・・ 」


 ◎数日後 ウェイバー家・キッチン

今夜も食器洗いをしているウェイバー家食器洗い担当であるアル

セシリー
「 父さん、手伝う。 」

アル
「 そんな事より、セシリー殿、大丈夫でござるか? 」

セシリー
「 大丈夫。 」

食器洗いの手伝いを始めるセシリー

アル
「 現象 の事は男が踏み込めぬ 絶対領域 ゆえ
 エミリー嬢の事も宜しく頼むでござるよ。 」

セシリー
「 まかせて。 」

アル
「 かたじけない。 」

父娘で愉しく食器洗いをするアルとセシリーの後姿


つづく


次回 「 あの娘(こ)はだぁれ? 」

アル
「 子供の味方なんだぞ。」




「 戦雲が、アルを呼ぶ 」





□ エンド・ロール □

STARRING

アル・ウェイバー( バズ・マイヤー ) : 富田耕生

セシリー・ウェイバー( エレナ・スコットフィールド ) : 坂本真綾

デイジー・ウェイバー( マイア・トンプソン ) : 大谷育江

エミリー・ウェイバー( ウェンディー・スウィックス ) : 矢島晶子

ケイト・リプリー( ジェイン・ウィープ ) : 戸田恵子


GUEST STAR

エヴァ・ヤマデラ( コニー・ミッシィー ) : 三石琴乃

コウ・ヤマデラ( リョージ・カヂ ) : 山寺宏一






posted by 仮面ヒッシャー電脳< 俺、創造! 〕 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1シリーズ MYD:T −新米親父と三人の娘たちと−  全13話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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